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J-GLOBAL ID：201902287810885273   整理番号：19A2110110

市町村規模の交通事故分布の地理教材としての効用

Benefit of Spatial Pattern of Traffic Accidents in Municipal Scale as Geography Teaching Materials of School

著者 (1件)： 水野惠司 (大阪教大)
資料名： 新地理  (New Geography)
巻： 67  号： 2  ページ： 1-19  発行年： 2019年08月30日 
JST資料番号： L0524A  ISSN： 0559-8362  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文は,学校教材として交通事故の空間分布の利点を示す。生徒は,交通事故の空間分布と場所の地理的側面との間の幾つかの関係を,地図作成及び分析することにより,思考能力を発達させることが可能である。大阪府泉大津市と吹田市の2都市で発生した歩行者と自転車の交通事故を事例研究として示した。交通事故,土地利用,人口,自動車密度,市民の主要な通勤手段,および道路施設の統計的指標は,2都市の間で大きな差を示す。両都市は,20世紀に市街地を拡大してきた。2都市の地形,初期の土地利用,および都市計画は,土地利用,道路システム,歩道や交通標識の普及率等,都市内地点の地理的側面に影響を与える。これらの要因は,2都市内及び2都市間での地点によって異なり,交通事故分布に影響を与える。上記分析は,社会科の学習指導要領及び総合的学習期間の目的と内容に役立つ。交通事故データと環境要因は,インターネットを通して幾つかの政府機関ウェブサイトやグーグルマップの様なWeb-GIS地図から入手可能である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *交通事故 ,  地図作成 ,  地理情報システム ,  学校教育 ,  *教材 ,  *地理学 ,  Web【情報システム】 ,  空間分布 ,  データ収集 ,  都市計画 ,  土地利用 ,  地方自治体
準シソーラス用語： 市町村

分類 (2件)： 科学技術教育  (AA04000C) ,  人文地理学  (DF02000G)

引用文献 (23件)：

• 伊藤 悟(1987):金沢市南東セクターにおける\n道路交通事故の地域的発生パターン.金沢地\n理,5,pp.1-16.
• 今田寛典・南宮玟・門田博知(1991):道路交通\nの安全性からみた都市道路網の評価法に関する\n基礎研究.土木学会論文集,425/IV(14),\npp.63-71.
• 小川和久(2007):児童を対象とした交通安全教\n育プログラム「危険個所マップづくり」の評価\n研究.IATSS Review,22,pp.299-308.
• 大阪府(2018):平成29年度大阪府統計年鑑.\nhttp://www.pref.osaka.lg.jp/toukei/nenkan/tn2017index.html(2018年9月1日)
• 大阪府警察(2019):あなたのまちの交通事故発\n生マップ&交通事故発生状況一覧.http://www.police.pref.osaka.jp/03kotsu/kensu/map/index.html,(2019年1月)

タイトルに関連する用語 (7件)： 市町村 ,  規模 ,  交通事故 ,  分布 ,  地理 ,  教材 ,  効用