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J-GLOBAL ID:201902288024196648   整理番号:19A1744134

中部日本,箱根火山における2015年の小規模水蒸気噴火時の火山灰の性質と起源

The nature and source of the volcanic ash during the 2015 small phreatic eruption at Hakone volcano, central Japan
著者 (3件):
資料名:
巻: 53  号:ページ: 209-217(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: S0495A  ISSN: 0016-7002  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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2015年6月29日に,中部日本,箱根火山の大涌谷地熱地域で小規模な水蒸気噴火が起きた。6月29日と30日に降灰が観察された。本研究では,6月30日に大涌谷地熱地域で試料採取した火山灰試料の構成鉱物,全岩組成,水溶性成分を分析して,この火山灰の供給源深度と熱水条件の解明を試みた。火山灰試料には,斜長石と石英に加えてスメクタイト,黄鉄鉱,トリディマイトクリストバライト,石膏が含まれており,火山灰が大涌谷地熱地域の熱水変質帯の比較的低温(100~150°Cより低い)でほぼ中性の部分から放出された事を示している。全岩化学組成は高いAl2O3含有量を特長とし,火山灰の供給源がほぼ中性の熱水条件にあるという推論を支持している。火山灰の鉱物組み合わせを水蒸気井の掘削コアの鉱物組み合わせと比較すると,スメクタイトは主に350mより浅い深度で見出された鉱物なので,この火山灰の供給源深度が350mより浅い事が明示された。火山灰浸出液中には,12200mg/kgのClと6600mg/kgのSO4が検出され,それらの起源は,それらの大きな付着量と高いCl/Sモル比から,火山ガスよりもむしろ熱水の付着であると推論された。このCl/S比は深さ約23~351mの熱水のそれに相当する。この深度範囲は鉱物構成から推定された最深の深度と一致する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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岩石圏の地球化学一般  ,  火山地質学一般 
引用文献 (38件):
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