文献
J-GLOBAL ID:201902288924179089   整理番号:19A2714042

Bootetes IV Subaru Hyper Suprime-Cam調査において発見された新しい銀河系衛星と失われた衛星問題に対する意味

Booetes. IV. A new Milky Way satellite discovered in the Subaru Hyper Suprime-Cam Survey and implications for the missing satellite problem
著者 (21件):
資料名:
巻: 71  号:ページ: 94.1-94.13  発行年: 2019年 
JST資料番号: W2414A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
著者らは,進行中のHyper Suprime-Cam(HSC)Subaru戦略プログラム(SSP)からのデータに基づいて,Booetesにおける新しい天の川(MW)衛星の発見について報告する。Booetes IVと名付けられたこの衛星は,HSC-SSPで発見された第3の超微弱な矮星である。金属欠乏の古い星集団の特性を持つ星の統計的に有意な(32.3σ)過密度を同定した。この恒星系への距離はD(Sun)=209+20-18kpcであり,Vバンド絶対マグニチュードはMV=-4.53+0.23-0.21magであった。Booetes IVは,rh=462+98-84pcの半光半径と0.64+0.05-0.05の楕円率を有し,これは,これが矮星衛星銀河であることを明確に示唆した。また,D(Sun)=46+4-4kpcに位置するMV=-0.20+0.59-0.83magとrh=5.9+1.5-1.3pcの弱い球状星団と思われるもう1つの過剰密度を見出した。Sloanデジタル全天探査とΛCDM模型により得られたサブハローによるダークエネルギー探査で観測された衛星の特性を組み合わせたNewtonらによるMWサイズのハロー内の衛星の総数に対する最近の予測(2018,MNRAS,479,2853)を採用しすることによって,HSC-SSPでカバーされた~676deg2においてMV≦0で約2つのMW衛星になるが,領域は6つの衛星(Sextans,Leo IV,Pegasus III,Cetus III,Virgo I,Booetes IV)を含むと予測した。したがって,観測された衛星数は理論予測よりも大きい。その面では,ΛCDM理論がMWサイズのハローにおける衛星の数を過大予測することが知られている欠落衛星問題の代わりに,あまりにも多くの衛星の問題を有している。これは,現在のより深い調査によって見出されたものを考慮するなど,モデルが衛星にサブハローを割り当てるためにさらに改良が必要であることを意味するかもしれない。この問題に対するより統計的にロバストな制約は,計画された~1400deg2領域にわたるHSC-SSPの更なる調査によってもたらされるであろう。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
星雲 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る