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J-GLOBAL ID：201902288925985867   整理番号：19A0487343

逆電位アナライザーを用いたイオンスラスタの逆流イオンによる宇宙機表面材料損耗評価

著者 (6件)： 服部凌大 (中京大) ,  永井宏樹 (中京大) ,  上野一磨 (中京大) ,  細田聡史 (宇宙航空研究開発機構) ,  西山和孝 (宇宙航空研究開発機構) ,  村中崇信 (中京大)
資料名： 宇宙航空研究開発機構特別資料 JAXA-SP-(Web)  (JAXA Special Publication (Web))
号： 18-009  ページ： 75-79 (WEB ONLY)  発行年： 2019年01月31日 
JST資料番号： U0875A  ISSN： 2433-2232  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本研究は,地上実験によりイオンクラスタの逆流イオンによるスラスタ近における損耗機構の解明とともに定量評価の確立することが目的。
・「はやぶさ2」実機に搭載されたイオンスラスタと同型のイオンスラスタμ10を用い,逆電位アナライザーで実機QCMセンサの位置における逆流イオンのイオン速度エネルギー分布とその角度分布を測定。
・これによりイオン速度エネルギーやイオンの量が,プルーム電位や電荷交換イオンの発生量に起因するビームに沿う明らかな角度分布を持つことが判明。
・Yamanuraの実験式を用いた金の損耗量評価では,実機の1/3~1/4倍の結果となり,桁数でほぼ一致し,両者の差は実機と地上実験のプルーム電位と宇宙機の差であると推測。

シソーラス用語： *宇宙飛行体 ,  *イオンエンジン ,  逆流 ,  溶損 ,  センサ ,  角分布 ,  プルーム ,  スパッタリング ,  金 ,  宇宙探査機 ,  科学衛星 ,  表面 ,  材料
準シソーラス用語： QCMセンサ ,  イオンエネルギー分布 ,  *イオンスラスタ ,  イオン速度分布 ,  はやぶさ2 ,  プラズマプルーム ,  逆電位アナライザ ,  *損耗【耐火物】 ,  定量評価

分類 (1件)： 宇宙飛行体  (QK08000Y)

引用文献 (9件)：

• K. Nishiyama, S. Hosoda, K Ueno, R. Tsukizaki, H. Kuninaka: Development Status of Hayabusa2 Ion Engine System, Proceedings of Space Transportation Symposium FY2013, 2014-01, STEP-2013-023
• S. Hosoda, K. Nishiyama, K Ueno, H. Kuninaka: Development Status of Hayabusa2 Ion Engine System, Proceedings of Space Transportation Symposium FY2012, 2013-01, STEP-2012-067
• K. Nishiyama, S. Hosoda, R. Tsukizaki, H. Kuninaka : Operation Status of Ion Engines of Asteroid Explorer Hayabusa2, Proceedings of Space Transportation Symposium FY2016., 2017-01, STEP-2016-058.
• Y Arakawa, H Kuninaka, Y nakayama, K Nishiyama : イオンエンジンによる動力航行, コロナ社, 2006年12月
• I. Funaki, H. Kuninaka, K. Toki, Y. Shimizu, S, satori: Development of an Endurance Test Facility for Microwave Discharge Ion Engine System., Journal of the japan society for aeronautical and space sciences, 47 (1999), pp.411-418.

タイトルに関連する用語 (9件)： 電位 ,  アナライザー ,  イオンスラスタ ,  逆流 ,  イオン ,  宇宙機 ,  表面材 ,  損耗 ,  評価