文献
J-GLOBAL ID:201902289405866728   整理番号:19A1132867

エチドロナートは部分的坐骨神経結紮を伴うマウスにおける脊髄ATP放出阻害により触覚アロディニアを減弱する【JST・京大機械翻訳】

Etidronate attenuates tactile allodynia by spinal ATP release inhibition in mice with partial sciatic nerve ligation
著者 (7件):
資料名:
巻: 392  号:ページ: 349-357  発行年: 2019年 
JST資料番号: D0140A  ISSN: 0028-1298  CODEN: NSAPCC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
エチドロネートは骨粗鬆症の治療薬として広く使用されている。我々は最近,マウスへのエチドロネートの髄腔内投与がカプサイシン誘導侵害受容行動に対し鎮痛効果を生じることを示した。しかし,脊髄レベルでの神経障害性疼痛に対するエチドロネートの効果は不明のままである。このため,エチドロネートが部分坐骨神経結紮(PSNL)後の痛みを緩和するかを検討した。von Freyフィラメント試験による足の離脱を測定することにより,PSNLの7日後に触覚異痛を評価した。PSNL手術マウスの同側腰椎背側脊髄におけるSLC17A9のmRNAおよび蛋白質レベルを,それぞれリアルタイムPCRおよびウエスタンブロット法を用いて測定した。PSNLで誘発された触覚異痛は,エチドロネートの経口および髄腔内投与により減弱され,注射後90分および60分で最大効率を示した。アデノシン三リン酸(ATP)の髄腔内投与により,髄腔内投与エチドロネートの抗異痛効果は完全に阻害された。溶質キャリアファミリーSLC17はATPやグルタミン酸のような疼痛伝達物質の輸送を仲介する。実際に,著者らはマウス背腰部脊髄におけるSLC17ファミリーのいくつかのメンバーを検出した。検出したmRNAの中で,ニューロン小胞ATP輸送体をコードするSlc17a9のみがPSNLで有意に増加した。SLC17A9蛋白質レベルも有意に増加した。PSNLを受けたマウスにおいて,SLC17A9はニューロンおよびミクログリアに存在したが,腰椎表面後角の星状細胞には存在しなかった。まとめると,著者らの結果は,エチドロネートがPSNLを受けたマウスにおける後角からのSLC17A9依存性エキソサイトーシスATP放出を阻害することにより,その抗アロディニア効果を産生することを示唆する。Copyright 2018 Springer-Verlag GmbH Germany, part of Springer Nature Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
向精神薬の基礎研究  ,  中枢神経系 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る