抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・現在の降水予測は,予測時間のレンジに応じて複数の手法を組み合わせて行われ,レーダ画像から見積もられる降水エコーの移動ベクトルの時間外挿による予測と高解像度の雲解像大気モデル(CRM)シミュレーションで予測。
・降水ナウキャストも高解像度降水ナウキャストも,基本的には,レーダで観測した降水エコーを初期値として,初期時刻に近い時刻の移動ベクトルを用いて,降水エコーを移流させることで,降水を予測する移流モデル(運動学的手法,外挿的手法)。
・雲解像大気モデルは,流体力学の基礎方程式系に大気の運動にかかわる物理過程を組み込んだもので,特に雲の凝結成長や併合成長による雨粒の成長・落下・蒸発などの雲降水過程を表現。
・強い雨の様相は,非常に短時間で変化し,予測誤差も同様に短時間で増大するため,短時間間隔で観測データを取り込み,予測を高頻度で更新する必要があるため,物理的整合性を背景としたCRMによる降水予測に,気象レーダなど積乱雲に関わりの大きい観測データを4次元データ同化システムで取り込む手法が研究中。