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J-GLOBAL ID：201902290367433248   整理番号：19A2762640

水熱分解技術の農業利用の可能性 水熱分解技術の有害鳥獣処理への適用

著者 (3件)： 七夕小百合 (茨城大 農 国際フィールド農セ) ,  杤本信彦 (DAインベント) ,  藤原俊六郎 (明治大 黒川農場)
資料名： JATAFFジャーナル  (JATAFF Journal)
巻： 7  号： 11  ページ： 43-48  発行年： 2019年11月01日 
JST資料番号： Y0218B  ISSN： 2187-4948  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 野生鳥獣による農業被害は,全国的に問題になっている。鳥獣捕獲後の処理法として,水熱分解による液肥化技術を検討した。動物質有機物を原料とした場合,植物原料と比較してタンパク質含量が高いため,即効性肥料としての効果が期待できる。実際にイノシシを水熱分解した液肥は,窒素含量が高く,特にアンモニアが多く含まれる。イノシシ水熱分解液肥を用いてコマツナのポット栽培試験を実施したところ,高い生育を維持し,肥料としての効果が認められた。イノシシ水熱分解液肥は,特に根の生育を促進する可能性がある。ただし,発芽や幼植物の生育を阻害するため,施用法に留意する必要がある。(著者抄録)

シソーラス用語： *熱分解 ,  加水分解 ,  *液体肥料 ,  肥効 ,  コマツナ ,  イノシシ ,  野生動物 ,  熱処理 ,  有機酸
準シソーラス用語： 亜臨界水処理 ,  液肥 ,  *水熱分解 ,  *動物質肥料

分類 (2件)： 肥料一般  (FB05010C) ,  分解反応  (CF02080P)

引用文献 (6件)：

• 藤原俊六郎(1985)土肥誌,56(3):251-252.
• 藤原俊六郎(2017)月刊廃棄物,43(4):30-33.
• 農林水産省(2017)平成29年度野生鳥獣による都道府県別農作物被害状況. http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/h_zyokyo2/h29/attach/pdf/181026-4.pdf
• 総務省(2017)知ってほしい鳥獣被害現場の実態. http://www.soumu.go.jp/main_content/000463740.pdf
• 鈴木千夏ら(2016)土肥誌,87(3):177-183.

タイトルに関連する用語 (4件)： 水熱分解 ,  農業 ,  可能性 ,  鳥獣