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J-GLOBAL ID：201902295629048388   整理番号：19A1305196

小豆の赤色はアントシアニンではない!?-種皮から餡の紫色を担う新規の色素を発見

著者 (1件)： 吉田久美 (名古屋大 大学院情報学研究科)
資料名： 化学  (Chemistry)
巻： 74  号： 7  ページ： 24-28  発行年： 2019年07月01日 
JST資料番号： F0095A  ISSN： 0451-1964  CODEN： KAKYAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・色素研究の黎明期に活躍した黒田チカの色素研究の概略。
・有色豆の種皮に含まれる種々の色素の構造とその発見および分析の歴史。
・赤小豆種皮の抽出物のHPLC分析と,脂溶性の高い紫色色素の発見およびその紫外可視吸収スペクトル。
・新しい紫色色素,カテキノピラノシアニジンの単離,高分解能質量分析,二次元NMRによる分子構造決定ならびにその色素の光分解生成物の構造。
・小豆の調理において,煮熟や渋切により水溶性のプロシアニジン類が除去され,脂溶性のカテキノピラノシアニジンが餡粒子の脂溶性表面に吸着することによる,餡の着色。

シソーラス用語： 科学者 ,  化学史 ,  *アズキ ,  種皮 ,  *生体成分分析 ,  高速液体クロマトグラフィー ,  紫外可視吸収スペクトル ,  質量分析 ,  二次元NMR ,  *分子構造 ,  光分解 ,  *多価フェノール ,  吸着 ,  着色
準シソーラス用語： 化学者 ,  高分解能質量分析

分類 (1件)： 植物の生化学  (EH01050J)

物質索引 (1件)： カテキノピラノシアニジンA

タイトルに関連する用語 (8件)： 小豆 ,  赤色 ,  アントシアニン ,  種皮 ,  餡 ,  紫色 ,  色素 ,  発見