特許
J-GLOBAL ID:201903000312581607

ファイルの秘匿分散システム及び秘匿分散方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 齋藤 晴男 ,  齋藤 貴広
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-153271
特許番号:特許第6534478号
出願日: 2018年08月16日
要約:
【課題】ファイルの復元を複雑化することにより十分な秘匿性を保持でき、また、ハードウェア障害発生時や災害時等において一部のファイルが消失しても、残りのファイルを用いて原本ファイルの復元が可能で、事業継続性を確保し得るファイルの秘匿分散システム及び方法を提供することを課題とする。 【解決手段】暗号化ファイルをネットワーク1を介して送受信する発信ユーザ端末2及び受信ユーザ端末3と、送受信される暗号化ファイルを保存する複数のオンラインストレージ4と、暗号化ファイルに付される復元情報を保持・管理する管理サーバ5とにより構成される。暗号化された原本ファイルは分割され、その分割ファイルのうちの1又は複数を結合して成る結合ファイルが複数作成されてオンラインストレージ4に分散保存される。 【選択図】図2
請求項(抜粋):
【請求項1】 ネットワークを介して接続された発信ユーザ端末と受信ユーザ端末間における暗号化ファイルの送受信を、管理サーバを介して秘匿状態にて実行させるためのシステムであって、 前記発信ユーザ端末は、原本ファイルを暗号化した上で複数の分割ファイルに断片化すると共に、前記原本ファイルの復元に必要な分割ファイル数の閾値を設定する機能と、前記分割ファイルを複数結合して成る結合ファイルを複数作成し、前記結合ファイルを開封するために必要な復元情報を前記結合ファイルに付し、前記復元情報を付した結合ファイルを複数のオンラインストレージに分散して保存させる機能とを備え、 前記管理サーバは、前記発信ユーザ端末から送られる前記復元情報を保持・管理し、アクセス権を有する前記受信ユーザ端末から前記結合ファイルの前記復元情報の照会を受けることにより前記受信ユーザ端末に前記復元情報を送信する機能を備え、 前記受信ユーザ端末は、前記管理サーバから受信した前記復元情報を用いて、前記オンラインストレージから取得した前記結合ファイルを開封でき、開封して収集した前記分割ファイルの数が前記復元情報に含まれる前記分割ファイルの閾値以上である場合に、前記原本ファイルの復元が可能となることを特徴とするファイルの秘匿分散システム。
IPC (3件):
G09C 1/00 ( 200 6.01) ,  G06F 21/62 ( 201 3.01) ,  G06F 21/60 ( 201 3.01)
FI (4件):
G09C 1/00 650 Z ,  G06F 21/62 309 ,  G06F 21/60 320 ,  G09C 1/00 660 D
引用特許:
審査官引用 (2件)

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