特許
J-GLOBAL ID:201903002972586191

試料気化ユニット及びそれを備えたガスクロマトグラフ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鹿島 義雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-221828
公開番号(公開出願番号):特開2019-032345
出願日: 2018年11月28日
公開日(公表日): 2019年02月28日
要約:
【課題】特別な回動工具を用いることなく容易にシールキャップ及びインサートの着脱作業を行うことができる試料気化ユニット及びガスクロマトグラフを提供する。【解決手段】インサート13を収容した試料気化室12を有するケーシング11と、試料気化室12の上面開口部を封止するシールキャップ14とからなり、ケーシング11の上端外周面に螺旋溝20が形成され、螺旋溝20には傾斜面上位側にピン25を受け入れる挿入部21、下位側にピン25が係合する凹部22が設けられ、シールキャップ14は、ピン25が設けられた環状溝23と回動レバー24を備える回動部14aと、固定手段を備えた固定部14bとからなるとともに、回動部14aと固定部14bとが中心軸14cによって連結されており、固定部14bの回動が固定手段により阻止される構成とする。【選択図】図1
請求項(抜粋):
上面が開口された試料気化室を有し、前記試料気化室にインサートを収容するケーシングと、 前記試料気化室の上面開口部を封止するとともにセプタムで塞がれた試料注入口を上面に有するシールキャップとからなり、 前記ケーシングの円筒状の上端がカラムオーブンの上面から突出した状態で形成され、この上端突出部の外周面に螺旋溝が形成されており、 前記シールキャップは、回動部と固定部とで構成され、筒状の中心軸により分離できないように連結されており、 前記シールキャップの前記回動部は、外方に延びる回動レバーを備えるとともに前記中心軸の周りで回動可能に形成され、かつ、前記回動部の下面に前記ケーシングの前記上端突出部に対して回動可能に嵌まり込む環状溝を備え、この環状溝の外側内壁に内方に向かって突出するピンが設けられており、前記螺旋溝の傾斜面上位側に前記ピンを上方から受け入れる挿入部が設けられ、前記螺旋溝の傾斜面下位側に前記ピンが係合する凹部が設けられており、 前記シールキャップの前記固定部は、前記カラムオーブンもしくはこれに連なる部分に係合して前記固定部の回動を阻止する係合手段を備え、 さらに、前記シールキャップの前記固定部には、前記試料気化室へキャリアガスを導入するための配管が接続され、前記ケーシングには、前記試料気化室で気化した試料を前記分析カラムに送り込むためのガス流出口が設けられていることを特徴とする試料気化ユニット。
IPC (2件):
G01N 30/12 ,  G01N 30/18
FI (2件):
G01N30/12 A ,  G01N30/18 A
引用特許:
審査官引用 (2件)

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