特許
J-GLOBAL ID:201903012053156941
ベタレイン色素の合成方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (3件):
庄司 隆
, 資延 由利子
, 大杉 卓也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-000883
公開番号(公開出願番号):特開2019-106980
出願日: 2018年01月05日
公開日(公表日): 2019年07月04日
要約:
【課題】ベタレイン抽出・精製物を製薬として用いる場合や、その機能を分析する際に、単一(R体)のベタレインを合成することが求められている。【解決手段】キヌアの胚軸特異的に合成されるベタレインに関与する遺伝子の単離を行い、該遺伝子の機能解析を行ったところ、キヌアでのベタレイン色素合成系では、実質的にイソベタニンが合成されていないことを確認した。【選択図】なし
請求項(抜粋):
ベタレイン色素の合成方法であって、
チロシンのフェノール環の3位を水酸化する活性を有する酵素をコードする遺伝子、L-DOPAオキシダーゼ活性を有する酵素をコードする遺伝子、フェノール性水酸基に糖を付加する活性を有する酵素をコードする遺伝子及び以下のDOPA 4,5-ジオキシゲナーゼ活性を有する酵素をコードする遺伝子の遺伝子群が導入されており、かつチロシン又は3-ヒドロキシ-L-チロシン(3-hydroxy-L-tyrosine:L-DOPA)産生能を持つ宿主を培養して、培養後の宿主からベタレイン色素を抽出する、
又は、
以下のDOPA 4,5-ジオキシゲナーゼ活性を有する酵素をコードする遺伝子が導入されており、かつチロシンのフェノール環の3位を水酸化する活性を有する酵素活性、L-DOPAオキシダーゼ活性を有する酵素活性、フェノール性水酸基に糖を付加する活性を有する酵素活性並びにチロシン又は3-ヒドロキシ-L-チロシン産生能を持つ宿主を培養して、培養後の宿主からベタレイン色素を抽出する、
ここで、該DOPA 4,5-ジオキシゲナーゼ活性を有する酵素をコードする遺伝子は、以下のいずれか1以上から選択され、
(1)配列番号17、19、21、23、25又は27に記載のアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする遺伝子、
(2)配列番号17、19、21、23、25又は27に記載のアミノ酸配列において、1〜20個のアミノ酸が置換、欠損、挿入及び/又は付加しており、かつ配列番号17、19、21、23、25又は27に記載のアミノ酸配列と実質的同質のL-DOPAを4,5-seco-DOPAに変換する能力を有するポリペプチドをコードする遺伝子、
(3)配列番号17、19、21、23、25又は27に記載のアミノ酸配列と90%以上の相同性を有し、かつ配列番号17、19、21、23、25又は27に記載のアミノ酸配列と実質的同質のL-DOPAを4,5-seco-DOPAに変換する能力を有するポリペプチドをコードする遺伝子、
(4)配列番号18、20、22、24、26又は28に記載の塩基配列からなるDNAからなる遺伝子、
(5)配列番号18、20、22、24、26又は28に記載の塩基配列からなるDNAと相補的な塩基配列からなるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL-DOPAを4,5-seco-DOPAに変換する能力を有するポリペプチドをコードするDNAからなる遺伝子、
(6)配列番号18、20、22、24、26又は28に記載の塩基配列からなるDNAにおいて、1〜50個の塩基配列が置換、欠損、挿入及び/又は付加しているDNAからなる遺伝子、
(7)配列番号18、20、22、24、26又は28に記載の塩基配列からなるDNAと90%以上の相同性を有するDNAからなる遺伝子、及び
(8)配列番号33に記載のアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする遺伝子を含む上記(1)〜(7)のいずれか1以上の遺伝子、
ことを特徴とするベタレイン色素の製造方法。
IPC (3件):
C12P 17/16
, C12N 15/09
, C12N 15/00
FI (3件):
C12P17/16
, C12N15/00 A
, C12N15/00
Fターム (9件):
4B064AE44
, 4B064AE46
, 4B064AE48
, 4B064AE54
, 4B064CA19
, 4B064CE08
, 4B064CE10
, 4B064DA01
, 4B064DA10
引用特許:
引用文献:
審査官引用 (1件)
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"Chenopodium quinoa isolate SMMC@141743 4,5-dioxygenase-like protein mRNA, partial cds", Accession
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