特許
J-GLOBAL ID:201903018656374704

情報処理システム、情報処理方法、及びコンピュータプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 名古屋国際特許業務法人
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-559909
特許番号:特許第6502592号
出願日: 2018年07月13日
要約:
【要約】 本開示のシステムは、1つ以上の文書ネットワークに対応する1つ以上の仮想文書ネットワークのそれぞれについて、特殊エルミート隣接行列の固有ベクトルを算出する。特殊エルミート隣接行列は、対応する仮想文書ネットワークを構成する文書D[m](1≦m≦N)間の接続関係に基づくN行N列のエルミート隣接行列の変形である。算出される固有ベクトルは、絶対値最大の固有値に対応する。固有ベクトルは、文書D[m](1≦m≦N)のそれぞれに対応する成分を有する。システムは、始点文書に対応する成分を基準に、固有ベクトルの各成分を複素平面上に配置したときの、文書D[m](1≦m≦N)間の複素平面上の位置関係に基づき、文書D[m](1≦m≦N)のそれぞれのスコアを算出する。
請求項(抜粋):
【請求項1】 複数の文書をスコアリングする情報処理システムであって、 前記複数の文書間の接続関係を表すデータに基づき、少なくとも弱連結関係にある文書群で構成される文書ネットワークを1つ以上特定する特定部と、 前記1つ以上の文書ネットワークのそれぞれについて、対応する文書ネットワークの始点に位置する文書である始点文書を判別する判別部と、 前記対応する文書ネットワークにおいて、出次数がゼロの文書に入次数1及び出次数0の仮想的なダミー文書を接続することにより、前記1つ以上の文書ネットワークのそれぞれについて、前記ダミー文書を含む仮想文書ネットワークを設定する設定部と、 前記1つ以上の文書ネットワークに対応する1つ以上の仮想文書ネットワークのそれぞれについて、特殊エルミート隣接行列を定義する定義部であって、前記特殊エルミート隣接行列は、対応する仮想文書ネットワークを構成する文書D[m](1≦m(整数)≦N)間の接続関係に基づくN行N列のエルミート隣接行列の変形であり、前記エルミート隣接行列は、第p行第q列の成分h(p,q)が、文書D[p]から文書D[q]へのリンクが存在し且つ文書D[q]から文書D[p]へのリンクが存在するとき、値1を示し、文書D[p]から文書D[q]へのリンク及び文書D[q]から文書D[p]へのリンクのいずれも存在しないとき、値0を示し、文書D[p]から文書D[q]へのリンクが存在するが文書D[q]から文書D[p]へのリンクが存在しないとき、値+i(iは虚数単位)を示し、文書D[p]から文書D[q]へのリンクが存在しないが文書D[q]から文書D[p]へのリンクが存在するとき、値-iを示す、対角成分がゼロのエルミート行列である定義部と、 前記特殊エルミート隣接行列の絶対値最大の固有値に対応する固有ベクトルであって、前記文書D[m](1≦m≦N)のそれぞれに対応する成分を有する固有ベクトルを算出する固有ベクトル算出部と、 前記1つ以上の仮想文書ネットワークのそれぞれについて、前記始点文書に対応する成分を基準に、前記固有ベクトルの各成分を複素平面上に配置したときの、前記文書D[m](1≦m≦N)間の前記複素平面上の位置関係に基づき、前記文書D[m](1≦m≦N)のそれぞれのスコアを算出するスコア算出部と、 を備え、前記定義部は、前記固有ベクトルの各成分を前記複素平面上に配置したときに、全ての成分が前記複素平面においてπ/2ラジアンの角度範囲内に収まるように、前記エルミート隣接行列を変形して、前記特殊エルミート隣接行列を定義する情報処理システム。
IPC (3件):
G06F 16/00 ( 201 9.01) ,  G06F 16/30 ( 201 9.01) ,  G06F 17/16 ( 200 6.01)
FI (4件):
G06F 17/30 380 E ,  G06F 17/30 170 A ,  G06F 17/30 419 B ,  G06F 17/16 Z
引用特許:
出願人引用 (2件)

前のページに戻る