特許
J-GLOBAL ID:201903020097161368
自己修復材料及びその製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人三枝国際特許事務所
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2017-511114
特許番号:特許第6529052号
出願日: 2016年04月08日
請求項(抜粋):
【請求項1】 自己修復材料であって、
式(A):
[式中、
RMは水素、メチル基、エチル基、プロピル基及びイソプロピル基からなる群より選択され、R1はヒドロキシル基、チオール基、1個以上の置換基を有していてもよいアルコキシ基、1個以上の置換基を有していてもよいチオアルコキシ基、1個以上の置換基を有していてもよいアルキル基、1個の置換基を有していてもよいアミノ基、1個以上の置換基を有していてもよいアミド基、アルデヒド基及びカルボキシル基からなる群より選択される1価の基から1個の水素原子を除去することにより形成される2価の基を表し、
RAはα-シクロデキストリン、β-シクロデキストリン又はγ-シクロデキストリンを表す。]
で表される1種以上の単量体(A)に由来する単量体単位(a)、
式(B):
[式中、RMは上記式(A)のRMと同義であり、R2はヒドロキシル基、チオール基、1個以上の置換基を有していてもよいアルコキシ基、1個以上の置換基を有していてもよいチオアルコキシ基、1個以上の置換基を有していてもよいアルキル基、1個の置換基を有していてもよいアミノ基、1個以上の置換基を有していてもよいアミド基、アルデヒド基及びカルボキシル基からなる群より選択される1価の基から1個の水素原子を除去することにより形成される2価の基を表し、
RBはそれぞれ1個以上の置換基を有していてもよい炭素数1〜30のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基及び有機金属錯体から水素原子を1個除去することにより形成される1価の基からなる群より選択される1種を表し、
R2とRBとは一緒になって、1個以上の置換基を有していてもよい1価の基を形成していてもよい。]
で表される1種以上の単量体(B)に由来する単量体単位(b)、及び
式(C):
[式中、
RMは上記式(A)のRMと同義であり、R3はハロゲン原子、ヒドロキシル基、チオール基、1個の置換基を有していてもよいアミノ基、1個の置換基を有していてもよいカルボキシル基又は1個の置換基を有していてもよいアミド基を表す。]
で表される1種以上の単量体(C)に由来する単量体単位(c)
を含む重合体であって、
式(1-1):
[式中、
a、b及びcはそれぞれ前記単量体単位(a)、(b)及び(c)を表し、
nは繰り返し数であって、2以上の整数。式(1-1)中、単量体単位(a)、(b)及び(c)は、ランダムに結合していてもよく、単量体単位の存在比は、同一又は異なる]
で表される重合体と、
水系媒体とを含み、
前記単量体単位(a)、(b)及び(c)の総濃度が2.0 mol/kg以上5.0 mol/kg以下のゲルであり、
RAがα-シクロデキストリンである場合、RB又はR2とRBとにより形成される基は、それぞれ1個以上の置換基を有していてもよい炭素数4〜18のアルキル化合物、並びに、そのアルコール誘導体、カルボン酸誘導体及びアミノ誘導体、環状アルキル基又はフェニル基を有するアゾベンゼン誘導体及び桂皮酸誘導体からなる群より選ばれる1種から1個の水素原子を除くことにより形成される1価の基であり、
RAがβ-シクロデキストリンである場合、RB又はR2とRBとにより形成される基は、それぞれ1個以上の置換基を有していてもよいt-ブチル基、アダマンチル基、又は、ダンシル基、あるいは、芳香族化合物並びにそのアルコール誘導体、カルボン酸誘導体及びアミン誘導体、フェロセン誘導体、アゾベンゼン誘導体及びナフタレン誘導体からなる群より選ばれる1種から1個の水素原子を除くことにより形成される1価の基であり、
RAがγ-シクロデキストリンである場合、RB又はR2とRBとにより形成される基は、それぞれ1個以上の置換基を有していてもよい炭素数18までのアルキル基、アダマンチル基、芳香族系ダンシル基、あるいは、1個以上の置換基を有していてもよい炭素数18までのアルコール誘導体、カルボン酸誘導体及びアミノ誘導体、フラーレン等の炭素原子で構成されるクラスター類、フェロセン誘導体、並びに、アントラセン誘導体からなる群より選ばれる1種から1個の水素原子を除くことにより形成される1価の基である、自己修復材料。
IPC (1件):
FI (1件):
引用文献:
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