抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】シミュレーションされた口腔環境において優れた機械的性質を有する新しい歯科矯正複合アーチワイヤー(CAWs)の耐食性は改善されなければならない。本研究では,リゾチーム被覆CAWsの腐食,in vitro細胞毒性および抗菌特性に対する感受性を調べた。【方法】レーザ溶接CAW表面のリゾチーム被覆を液相堆積によって調製した。CAW試料の4つのグループを調製した:20,40,および60g L(-1)リゾチームで被覆した非被覆CAWsおよびCAWs。リゾチーム被覆の表面形態を原子間力顕微鏡で特性化した。試料を人工唾液(AS)に2週間浸漬し,腐食形態を走査電子顕微鏡で観察した。腐食挙動を重量損失と電気化学的性質に従って特性化した。リゾチーム被覆CAWsの細胞毒性と抗菌性を,細胞計数キット-8アッセイと生/死細菌試験により評価した。【結果】3つのリゾチーム被覆群における表面は膜様の沈着を示し,その厚さはリゾチーム濃度とともに増加した。表面孔食と銅イオン析出は,被覆中のリゾチーム濃度の増加と共に減少した。腐食と孔食電位が低下すると腐食傾向は低下した。腐食形態と電気化学パラメータは共に,リゾチーム被覆が耐食性を増加させることを示した。また,被覆はL-929細胞への細胞毒性を減少させ,抗黄色ぶどう球菌能力を増加させた。結論:液相析出によるCAW表面のリゾチーム被覆は,CAWsの耐食性を改善した。保護被覆は生体適合性を改善し,ある程度の抗黄色ぶどう球菌活性を有するCAW表面を付与した。異なるリゾチーム濃度は異なる保護効果を有し,40gL(-1)はCAW被覆に対する理想的リゾチーム濃度である可能性があった。Copyright 2020 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】