抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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気象研究所で開発した,高解像度(2km)海況システム(JPNシステム)の10年再解析の結果を用いて,紀伊水道における急潮の統計的な評価を行った。JPNシステムは沿岸スケールの急潮等の現象を新たな対象としている。2017年9月中旬や10月下旬に,室戸岬東部の高岡において観測された,岸に沿った南西方向の強い流れを,再解析実験はよく再現していた。高岡付近の日平均流速の90%分位点と東西流速の正負の条件を用いて分類し,海面流速のコンポジット平均をそれぞれ求めた。西向き流速で分類したコンポジット平均の場合,潮岬から紀伊水道側を北西方向に流れる紀南分枝流の型に対応した急潮が発生していることが示唆された。(著者抄録)