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J-GLOBAL ID:202002212509271752   整理番号:20A1603701

ホテルプロジェクトにおけるプロジェクトメンバー間の連携に関する研究 双軸プロセスによるモデル化と意思決定調整者に着目して

A STUDY ON COOPERATION AMONG PROJECT MEMBERS IN A HOTEL PROJECT Dual process modeling and decision-making coordinators
著者 (2件):
資料名:
巻: 85  号: 769  ページ: 667-677(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: Y0894A  ISSN: 1340-4210  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ホテルプロジェクトは複雑なプロジェクト構造を持ち,しばしば,顧客とホテル管理者からの付加的要求と変更が発生する。ホテル開発プロセスは,しばしば停滞し,再作業され,遅延し,建築工事プロセスに大きな影響を与える。これらのプロセス問題を引き起こす要因の1つは,プロジェクトメンバーの間の目的の違いに起因する,軋轢を解決することに失敗するからである。本論文は,ホテル開発プロセスおよび建物建設プロセスから成る双軸プロセスを用いて,プロセス問題のメカニズムを明らかにすることを目的とする。また,本論文は,プロジェクトメンバーの間の軋轢とホテルプロジェクトにおけるコーディネータの役割を分析することを目的とする。本論文は以下の結論を示した;1.文献調査によって,ホテル開発プロセスを21の作業項目(表3)で同定し,建物建設プロセスを8つの作業項目(表4)で同定した。これらの2つのプロセスは,ホテルプロジェクト(図1)の双軸プロセスから成る。2.ホテルプロジェクト調査の双軸プロセスは,8つのプロジェクト(図2~7)におけるプロセス問題(停滞,再作業,および遅延)を明らかにした。3.5人のプロジェクトメンバー(顧客,ホテル管理者,概念設計者,建築家,および建設業者)が,ホテルプロジェクト(図8)では重要な役割を果たした。聞き取り調査(表5)からのこれらのプロジェクトメンバー間の軋轢の21のケースについて,意思決定(表6)における各メンバーの目的を確認した。4.ホテルプロジェクトにおける意思決定コーディネータの位置および役割を,3つのタイプ(図9)に分類した。「顧客協調型」をビジネスホテルに用い,顧客の目的を優先した。「プロジェクト管理者協調型」を都市ホテル及び観光ホテルで使用し,プロジェクト管理者は第三者としてプロジェクトメンバー間の軋轢を解決した。「アドホック協調型」の軋轢は設計段階では解決されず,アドホックコーディネータはプロセスの進行に従ってそれらを解決した。5.これらの調査結果は,軋轢からのプロセス問題(図10)の結末を示し,いかにしてプロセス問題からの影響を避け,低減するかを明らかにした。(翻訳著者抄録)
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著者キーワード (12件):
分類 (2件):
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商業建築,事務所建築  ,  建設管理 
引用文献 (13件):
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