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J-GLOBAL ID:202002213934222722   整理番号:20A1237851

電子欠損性ホウ素化合物を利用した物質変換反応

Organic Transformations Using Electron-Deficient Boron Compounds
著者 (3件):
資料名:
巻: 78  号:ページ: 190-203(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: F0383A  ISSN: 0037-9980  CODEN: YGKKAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ホウ素化合物の分子構造と化学反応性は,ホウ素の電子欠損性と低い電気陰性度で特徴付けられる。ホウ素のユニークな性質を利用した簡単な分子設計戦略に基づいて,新しい化学種と新しい物質変換反応を開発した。本論文では,(i)2配位ホウ素カチオン(ホウ素イオン),および(ii)アルキン誘導体の9-ボラフルオレン媒介ベンズアンヌレーション反応の最近の研究について述べる。前者では,ホウ素に特別な電子供与基を導入することなく,安定な化学種として単離できないと考えられてきた,ジアリールホウ素イオン(Mes2B+)の単離に成功した。CO2のC=O二重結合開裂のような,Mes2B+により媒介されるいくつかのユニークな小分子活性化反応を発見した。さらに,Mes2B+はカーボンナノチューブ,グラフェン,および遷移金属ジカルコゲニドに対する優れたホールドーピング試薬として役立つことを明らかにした。後者のトピックでは,アルキン誘導体の新規で効率的なホウ素媒介ベンズアンヌレーション反応を発見した。これにより,広範囲の拡張π共役分子及び重合体の合成が可能になった。これらの研究で用いたホウ素化合物は簡単であるが,効果的な物質変換反応を可能にする。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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有機ほう素化合物  ,  その他の1ヘテロ原子五員複素環化合物 
物質索引 (18件):
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引用文献 (68件):
  • 1) G. A. Olah, Friedel-Crafts Chemistry, Wiley-Interscience, 1973
  • 2) H. C. Brown, Hydroboration, W. A. Benjamin, Inc., 1962
  • 3) A. Suzuki, Angew. Chem. Int. Ed., 50, 6723 (2011)
  • 4) A. Stock, Hydrides of Boron and Silicon, Cornell University Press, Ithaca, 1933
  • 5) W. N. Lipscomb, Boron Hydride, W. A. Benjamin, Inc., 1963
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