抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,エレキギターは世界音楽シーンで不可欠な楽器となっている。エレキギターが使用されるならば,電気信号段階でフィルタのような回路を通過することにより,音色を変更できる。この方法で,エフェクターは,音色を変えるために広く使用され,多くのプロ音楽家は様々なエフェクターを使用する。アマ音楽家がプロ音楽家の音楽をまねることを試みるとき,同じギターまたはアンプが準備されたとしても,同じエフェクターがないと同じ音色は実現できない。さらに,少数の音楽家はエフェクターのタイプとパラメータを公開し,楽器は高価である。各音楽家による経験と感覚に基づく試行錯誤により,音色の再現を行った。これは初心者にとって容易な作業ではない。本稿では,エフェクターによって変調された音を容易に再現するために,音色比較法を比較した。本稿で評価した方法は,直接FFT(高速Fourier変換),SFFT(短時間Fourier変換),MFCC(メル周波数ケプストラム係数),およびメタMFCCである。本稿で評価した効果は,歪み,リバーブおよび遅れである。コンピュータによる計算およびヒト聴覚による特性の評価と比較して,歪みは,任意の特性でパラメータを正確に推定できることを示した。MFCCシステムは,元のパラメータを再現するための3つの効果,特にSMFCC(短時間メルケプストラム係数)とメタMFCCが特に良好であることが分かった。FFTシステムの計算コストはMFCCシステムに比べて約20%に減少した。FFTまたはMFCCシステムのコストにはほとんど差がなかった。比較のための時間コストは,FFTとMFCCシステム,特にFFT,MFCC,およびメタMFCCで低かった。従って,メタMFCCは,特定重力をヒト聴覚特性に関して比較すると,最適であると考えられる。(翻訳著者抄録)