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J-GLOBAL ID：202002215105439413   整理番号：20A0561697

特産品開発における事業連携の仕組みと成立条件-歯舞漁協の「はぼまい昆布しょうゆ」を事例として-

The Mechanism and Conditions of Establishment for a Business Collaboration in Special Local Product Development-Case of Habomai Fisheries Cooperative’s “Habomai Konbu Syoyu”-

著者 (2件)： 及川光 (東京海洋大 大学院) ,  LOU Xiaobo (東京海洋大)
資料名： 国際漁業研究
巻： 17  号： 1  ページ： 43-54  発行年： 2019年03月31日 
JST資料番号： F1094A  ISSN： 2187-9265  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では歯舞漁協がブランドをもつ特産品「はぼまい昆布しょうゆ」への取り組みを分析対象事例として取り上げて,ビジネス・エコシステム論の視点から特産品開発事業における連携の仕組みの特徴を明らかにし,その成立条件を抽出した。分析の結果,連携事業の仕組みは地域資源の活用といった点において一般的なOEM契約とは異なり,独自の連携ビジネスモデルが構築されていることがわかった。また,その成立にあたっては,1)仕組み全体の堅牢性を高める働き,2)生産者の利益確保を念頭に置いた仕組みのデザイン,3)地域ブランドを軸とした補完的関係性の構築,の3点が必要であることが明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： *製品開発 ,  協力 ,  協同組合 ,  *コンブ ,  *醤油 ,  事業 ,  経済分析 ,  機構 ,  補完 ,  地域活性化
準シソーラス用語： 特産品 ,  企業連携 ,  漁業協同組合 ,  ビジネス ,  エコシステム ,  事例分析 ,  ビジネスモデル ,  地域ブランド ,  仕組 ,  地域振興 ,  価値創造 ,  OEM

分類 (2件)： 水産経済・経営  (FH01020D) ,  発酵調味料  (FK04030S)

引用文献 (19件)：

• Collis David J. and Cynthia A. Montgomery (1998) Corporate Strategy: A Resource Based Approach, McGraw-Hill Companies.
• Marco Iansiti and Roy Levien (2004) The Keystone Advantage: What the New Dynamics of Business Ecosystems Mean for Strategy, Innovation and Sustainability, Harvard Business School Press.
• 上田昌行(2004)「コンブ産地取引構造と産地業者の機能J、『漁業經濟研究』第48巻第3号、pp.59-77。
• 斎藤修(2001)『食品産業と農業の提携条件-フードシステム論の新方向-』、農林統計協会。
• 椙山泰生・高尾義明(2011)「エコシステムの境界とそのダイナミズム」、『組織科学』第45巻第1号、pp.4-16。

タイトルに関連する用語 (8件)： 特産品 ,  開発 ,  事業 ,  連携 ,  仕組み ,  漁協 ,  昆布 ,  しょうゆ