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J-GLOBAL ID:202002215149936884   整理番号:20A1233201

モモ果実ガ,Carposina sasakiiの産卵に及ぼす炭酸カルシウム水和剤中に含まれる阻害物質

Inhibitory substances contained in calcium carbonate wettable powder on the oviposition of the peach fruit moth, Carposina sasakii
著者 (7件):
資料名:
巻: 45  号:ページ: 16-23(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: F0886B  ISSN: 1348-589X  CODEN: JPSTCF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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リンゴの果実に炭酸カルシウム懸濁液「ホワイトコート」を散布すると,モモ果実ガ,Carposina sasakiiの産卵が有意に抑制された。電気化学検出器付きガスクロマトグラフィー(GC)分析において,雌成体触角は,2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオールジイソブチラート(TXIB)とその2つのモノ加水分解類似体のテキサノール(1-及び3-イソ酪酸)として同定された3つの化合物に対する応答を示した。成体ガを用いた産卵場所選択試験により,TXIBは若いリンゴ果実に適用した場合に明確な阻害特性を有することを明らかにした。ビデオ記録分析により,雌ガは,TXIB処理果実の周りで自己グルーミングと探索行動に長い時間が費やされることを示した。同じアッセイにおいて,純粋な炭酸カルシウム処理は,果実におけるよじ登りまたは飛着するガを防止したが,ホワイトコート処理の果実の場合はそうではなかった。降雨/風耐性を提供するためのアジュバントであるTXIBは,炭酸カルシウム被覆での滑りやすさを弱めたが,同時に,ホワイトコートの産卵阻害活性を維持した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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昆虫・ダニによる植物被害  ,  化学的防除  ,  果樹 
物質索引 (3件):
物質索引
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引用文献 (28件):
  • 1) A. Diakonoff: Zool. Verh. 251, 1-155 (1989).
  • 2) H. Narita: Bull. Akita Fruit-Tree Exp. Stn. 17, 31-128 (1986) (in Japanese with English summary).
  • 3) C. R. Jung and Y. Kim: J. Asia Pac. Entomol. 16, 189-197 (2013).
  • 4) K. Dehnen-Schmutz, F. Di Serio, P. Gonthier, M.-A. Jacques, J. A. J. Miret, A. F. Justesen, C. S. Magnusson, P. Milonas, J. A. Navas-Cortes, S. Parnell, R. Potting, P. L. Reignault, H.-H. Thulke, W. Van der Werf, A. V. Civera, J. Yuen, L. Zappalà, E. Czwienczek and A. MacLeod: EFSA J. 16, 5516 (2018).
  • 5) K. Kawashima: Bull. Apple Exp. Stn. Aomori Prefec. Agric. Forest Res. Cent. 35, 1-51 (2008) (in Japanese with English summary).
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