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J-GLOBAL ID:202002215429891866   整理番号:20A1722257

在日イスラム系外国人の避難所としてのモスクの利用可能性:群馬県伊勢崎市を対象として

著者 (4件):
資料名:
巻: 61  ページ: ROMBUNNO.PS1-2  発行年: 2020年05月29日 
JST資料番号: X0119B  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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災害時の避難所生活では外国人の宗教に起因する問題が指摘されており,特に,イスラム系外国人(在日ムスリム)のための礼拝スペースや食事(ハラール食)の提供が課題となっている.そこで,本研究は,ムスリムが日頃から利用する礼拝堂-モスク-を自主的な避難所として利用することを提案し,その利用可能性を検討する.モスクには,礼拝スペースを含めた広い空間が存在し,礼拝後にハラール食が提供されることもあるため,上記の問題を解消するポテンシャルをもちうるためである.本研究では,在日ムスリムが多く居住する群馬県伊勢崎市の二つのモスク-境町モスクと伊勢崎モスク-を対象に調査を行い,モスクが避難所として有効に機能する設備の有無や建物環境を明らかにする.さらに,具体的な避難者の収容可能人数やハラール食の提供可能人数,モスク管理者の協力可能性を示す.調査の結果,両モスクともトレイやシャワー室などが備わり,境町モスクでは80人弱,伊勢崎モスクでは60人強の避難者を受け入れられるスペースが存在することがわかった.モスク管理者は避難所利用に前向きな意向を示しており,モスクが,多くの避難者の一時的な滞在・宿泊可能な施設として機能することが示唆される.一方,両モスクとも,100人規模の食事を準備できるキッチンやそのための食器類が備わっていたものの,大量のハラール食材が常に買い置きされているわけではなかった.近隣に立地するハラールショップとの災害協定や食材の備蓄などによって食材を確保できれば,ハラール食提供の場としてもモスクが十分に機能することが示唆される.上記の結果は,今後,モスクの避難所利用を精緻に検討していくための基礎的知見となる.(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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自然災害  ,  災害・防災一般 
引用文献 (37件):
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