文献

J-GLOBAL ID：202002215705508408   整理番号：20A0739910

光散乱を用いた粒子を含む懸濁液滴の形状の時間変化の測定

Measurement of Temporal Change in Shape of a Suspended Droplet Containing Particles Using Light Scattering

著者 (3件)： MINAMI Tomotaka (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN) ,  MORITANI Kousuke (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN) ,  INUI Norio (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 89  号： 3  ページ： 034802.1-034802.7  発行年： 2020年03月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 凸形の液滴と対照的に,懸濁液滴中に含まれる粒子はその底部近くに蓄積し,それを通過する光を反射できる。底部近くの粒子が散乱する光の強度は,底部での液滴の曲率半径に依存し,そのため,これから,高感度で液滴の形状変化の検出が可能となる。金粒子を含む水滴が蒸発している間に,散乱光の強度は最初に徐々に増加し,その後,液滴が完全に蒸発する直前に急速に低下することを示した。この変化から,懸濁液滴はその曲率半径の小さくなった後,急速に平坦化し,それに含まれる粒子はその蒸発過程,特に小さい液滴に対して強く影響することを明らかになった。この現象は,内部と相対的に液滴の表面をより明るく照明するために利用できる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *懸濁液 ,  *液滴 ,  *光散乱 ,  蒸発 ,  半径 ,  経時変化 ,  照明
準シソーラス用語： 曲率半径 ,  時間変化

分類 (1件)： 光物性一般  (BM08010A)

引用文献 (20件)：

• M. Nonomura, R. Kobayashi, Y. Nishiura, and M. Shimomura, J. Phys. Soc. Jpn. 72, 2468 (2003).
• R. D. Deegan, O. Bakajin, T. F. Dupont, G. Huber, S. R. Nagel, and T. A. Witten, Nature 389, 827 (1997).
• R. D. Deegan, Phys. Rev. E 61, 475 (2000).
• X. Man and M. Doi, Phys. Rev. Lett. 116, 066101 (2016).
• V. H. Chhasatia and Y. Sun, Soft Matter 7, 10135 (2011).

タイトルに関連する用語 (3件)： 光散乱 ,  懸濁 ,  液滴