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J-GLOBAL ID：202002215952989146   整理番号：20A0698849

原子力エネルギーに対する再生可能エネルギーの抑制効果:OECD諸国への影響

The suppressive effect of renewables on nuclear energy: implications for OECD countries

著者 (3件)： Ikegami Masako (Department of Innovation Science, School of Environment and Society, Tokyo Institute of Technology, Tokyo, Japan) ,  Ikegami Masako (Department of Engineering Sciences, Industrial Engineering and Management, Uppsala University, Uppsala, Sweden) ,  Wang Zijian (Center for Pacific Asia Studies, Uppsala, Sweden)
資料名： Environmental Economics and Policy Studies (Web)  (Environmental Economics and Policy Studies (Web))
巻： 22  号： 2  ページ： 247-265  発行年： 2020年 
JST資料番号： U1600A  ISSN： 1432-847X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本論文では,1991~2015年の期間にわたる15のOECD諸国における原子力エネルギー消費に対する再生可能エネルギーの影響を研究した。再生可能エネルギー(全発電における)のシェアは一人当たりの原子力エネルギー消費と原子力エネルギーのシェア(全発電における)の両方に負の長期的影響を持つが,一人当たりの実質GDP,電力生産からの炭素排出の割合,エネルギー依存性を制御することを見出した。誤差補正モデルにおける断面積依存性と不均一性の両方を適切に考慮することにより,再生可能エネルギーのシェアにおける1パーセント増加が,一人当たりの原子力エネルギー消費の1.8%減少と原子力エネルギーのシェアの2.7%減少と関連することを見出した。2つの主な意味が出現した。第一に,著者らの結果は,電力発電における原子力エネルギーに対する再生可能エネルギーの抑制効果を示し,OECD諸国における再生可能エネルギーの持続的な浸透を通して,設置された原子力容量を抑制する可能性を高めた。第二に,著者らの結果は,電力発電における再生可能エネルギーが原子力エネルギーに代わる能力が限られていることを示唆している。結果として,大規模な再生エネルギー技術を急速に展開することにより再生可能エネルギーのシェアを上げることは,OECD諸国における原子力エネルギーへの依存性を大きく低減する意図する結果をもたらさない可能性があった。Copyright Society for Environmental Economics and Policy Studies and Springer Japan KK, part of Springer Nature 2020 Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *原子力エネルギー ,  *再生エネルギー ,  抑制 ,  経済協力開発機構 ,  国内総生産 ,  *発電 ,  放出 ,  二酸化炭素排出
準シソーラス用語： *再生可能エネルギー ,  抑制効果 ,  OECD ,  GDP【生産】 ,  電力生産

著者キーワード (5件)： 炭素排出 ,  断面依存性 ,  異種パネル ,  核の位相アウト ,  再生可能電力

分類 (1件)： エネルギーに関する技術・経済問題  (LA01050V)

タイトルに関連する用語 (4件)： 原子力エネルギー ,  再生可能エネルギー ,  抑制効果 ,  OECD