抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ABSTRACTは,Aspergillus種の抗真菌感受性試験のための酵母Oneと参照CLSI M38-A2ブロス微量希釈法を比較した。抗真菌剤のMICを,54のAspergillus fumigatus(24のTR34/L98H分離株),23のA.flavus,13のA.terreusおよび10のA.niger分離株を含む100のAspergillus分離株に対して測定した。2つの方法の間の全体的一致(22倍希釈内)は,ボリコナゾール,ポサコナゾール,イトラコナゾールおよびアンホテリシンBに対して,それぞれ100%,95%,92%および90%であった。ボリコナゾール幾何平均(GM)MICは,両方法を用いた全ての分離株でほぼ同一であったが,イトラコナゾールとポサコナゾールGM MICは,酵母One法を用いて得られたが,参照法を用いて得られたものより約1希釈低かった。対照的に,酵母One法を用いて得られたアンホテリシンB GM MICは,参照法を用いて観察されたものより3.3倍高かった。分析した24種のA.fumigatus TR_34/L98H分離株について,分類学的一致(CLSI疫学的カットオフ値に従って分類)は,イトラコナゾール,ボリコナゾールおよびポサコナゾールに対して,それぞれ100%,87.5%および83.3%であった。4つのA.niger分離株に対して,イトラコナゾールMICは後成長によるM38-A2法を用いて>8μg/mlであり,一方,酵母One法を用いて得られた対応するイトラコナゾールMICは,後成長なしですべて≦0.25μg/mlであった。これらのデータは,酵母One法がAspergillus種のアゾール感受性試験の代替法として使用でき,A.fumigatus TR_34/L98H分離株を検出するが,この方法はイトラコナゾールによる後成長を示すA.niger分離株を検出するのに失敗することを示唆する。さらに,アゾールMICを有する単離体では,感受性ブレークポイントで,または酵母One法を用いて検出される高いアンホテリシンBMICsを有する分離株に対して,参照CLSI法を用いたさらなるMIC確認が必要である。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】