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J-GLOBAL ID:202002216525604920   整理番号:20A0028593

サリドマイドによる腫瘍血管再形成はシスプラチンの送達と有効性を増加させる【JST・京大機械翻訳】

Tumor vasculature remolding by thalidomide increases delivery and efficacy of cisplatin
著者 (11件):
資料名:
巻: 38  号:ページ: 1-16  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7514A  ISSN: 1756-9966  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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化学抵抗性を克服する有望な戦略は,腫瘍血管正常化であり,それは腫瘍血管系の生理学的灌流と酸素化を回復させる。サリドマイド(Thal)は固形腫瘍における化学療法剤の抗腫瘍効果を増加させることが示されている。しかし,Thalと他の細胞毒性薬物との相乗効果が腫瘍血管正常化に起因するかどうかはまだ知られていない。著者らは,腫瘍成長,微小血管密度,血管生理学,血管成熟度および機能,薬物送達および化学感受性に及ぼすThalの影響を調査するために,2つの同種移植マウスモデル(4T1乳房腫瘍モデルおよびCT26結腸直腸腫瘍モデル)を用いた。免疫蛍光,免疫組織化学および走査電子顕微鏡を,血管変化を測定するために施行した。蛋白質アレイ分析,qPCRおよびウェスタンブロット法を用いて,Thalが腫瘍血管を調節する分子機構を検出した。ここでは,Thalが動物モデルで腫瘍増殖,血管新生,低酸素および血管透過性を強く抑制することを報告する。これらはまた,腫瘍血管における内皮細胞の規則的単分子層を誘導し,血管不安定性を阻害し,血管成熟度,周皮細胞被覆率および内皮結合を増加させることにより正常化腫瘍血管を誘導した。Thalの腫瘍血管安定化効果は,腫瘍血管蛇行と漏出の減少をもたらし,血管の厚さと腫瘍灌流を増加させた。最終的に,シスプラチンのデリバリーは正常化された腫瘍血管系を通して高度に増強され,その結果,著しい抗腫瘍および抗転移効果をもたらした。機構的には,腫瘍血管に及ぼすThalの影響は,血管新生因子と抗血管新生因子の間の不均衡を修正する能力によって部分的に引き起こされた。著者らの知見は,Thalが異常な腫瘍血管系を正常化した血管系に再モデル化するという直接的証拠を提供する。著者らの結果は,固形腫瘍に対する化学療法薬の治療効果を最大化するための新しい候補薬剤としてのThalの開発のための堅実な基礎を築く可能性がある。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  細胞生理一般 
引用文献 (58件):
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