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J-GLOBAL ID：202002216593757129   整理番号：20A2608026

バナナの皮を原料とした高比表面積活性炭の製造とそのメタン吸着能

Production of activated carbon with a large specific surface area from banana peel and its methane adsorption ability

著者 (4件)： 林順一 (関西大学環境都市工学部エネルギー・環境工学科) ,  長谷川功 (関西大学環境都市工学部エネルギー・環境工学科) ,  萩原季 (関西大学環境都市工学部エネルギー・環境工学科) ,  寳巧 (関西大学環境都市工学部エネルギー・環境工学科)
資料名： 炭素
巻： 2020  号： 294  ページ： 122-126(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： G0633A  ISSN： 0371-5345  CODEN： TASOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 活性炭はK₂CO₃による化学活性化によりバナナ果皮から製造した。含浸したK₂CO₃は500°C以下の温度で炭化挙動に影響し,比表面積は400~500°Cの間で増加した。700°C以上の温度で,チャーはK₂CO₃によってガス化され,比表面積は700~800°Cの間で急速に増加し,過剰ガス化のため800~900°Cで減少した。1.0の含浸比と800°Cの炭化温度で生成した活性炭は2445m²/gの最大比表面積を有した。3.0MPaでこの活性炭上に吸着したメタンの量は265mL(s.t.p.)/gであり,ほぼ同一の細孔構造を有する市販の活性炭とほとんど同じであった。K₂CO₃はKOHよりも処理しやすいので,K₂CO₃を用いたバナナ果皮からのこのような活性炭を製造することは重要である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 比表面積 ,  *活性炭 ,  吸着 ,  *容量 ,  バナナ ,  *炭酸カリウム ,  含浸 ,  チャー ,  ガス化 ,  果皮 ,  体積 ,  炭化 ,  吸着剤 ,  *吸着容量 ,  細孔容積 ,  アルカン

著者キーワード (6件)： バナナの皮 ,  活性炭 ,  メタン吸着 ,  バナナの皮 ,  活性炭 ,  メタン吸着

分類 (2件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  吸着剤  (YB03000W)

物質索引 (1件)： メタン

引用文献 (26件)：

• 1) T. Otowa, Kagaku to Kogyo 64 (1990) 331-335 [in Japanese].
• 2) T. Otowa, R. Tanibata and M. Itoh, Gas Sep. Purif. 7 (1993) 241-245.
• 3) M. A. Lillo-Ródenas, D. Cazorla-Amorós and A. Linares-Solano, Carbon 41 (2003) 267-275.
• 4) C. L. Lu, S. P. Xu and C. H. Liu, J. Anal. Appl. Pyrolysis 87 (2010) 282-287.
• 5) J. Hayashi, M. Uchibayashi, T. Horikawa, K. Muroyama and V. G. Gomes, Carbon 40 (2002) 2747-2752.

タイトルに関連する用語 (6件)： バナナ ,  原料 ,  比表面積 ,  活性炭 ,  メタン ,  吸着能