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J-GLOBAL ID:202002217006771052   整理番号:20A1238595

平成28年熊本地震により被災した水田で栽培された水稲の生育特性

Properties of Rice Growth Cultivated on Paddy Fields Damaged by the 2016 Kumamoto Earthquake
著者 (5件):
資料名:
号: 95  ページ: 49-66 (WEB ONLY)  発行年: 2019年03月20日 
JST資料番号: U1955A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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平成28年熊本地震により,震源地や断層周辺の水田では亀裂が入ったり,水田表面が凹凸となる不陸が生じたりするなどの被害が発生した。熊本市東区秋津地区及び益城町の不陸が発生した水田で栽培された水稲の株当たり生育量は,凹部が凸部に比べて大きかった。その結果,秋津地区の水田では,水稲の収量は凹部で高かった。しかし,益城町の一部の水田では凹部で欠株が多く,収量は低かった。欠株の原因は,移植直後,水深が深く苗が水没して枯死したことによるもの,もしくはスクミリンゴガイの食害によるものと推察された。一方,田面が露出しやすい凸部では多くの場合雑草が繁茂していた。益城町の水田の凹部の水稲の葉色は著しく濃く,玄米タンパク含有率も高かった。凹部は,基盤整備前に配置されていた短冊状のクリークに対応しており,その影響を受けたためと推察された。不陸が生じた水田の凹部では,深水による苗の枯死の回避,およびきめ細かい水管理と薬剤施用によるスクミリンゴガイによる被害回避,凸部においては雑草防除が必要である。また,凹部では玄米タンパク含有率を適切な値にするための肥培管理が必要である。阿蘇市の調査水田では,田面には被害は見られないものの漏水の程度が大きく,著しい生育不良と生育むら,雑草の繁茂が観察された。電気探査によると漏水箇所は畦畔の地下部と推定され,土壌改良材等を用いて漏水箇所とみられる畦畔地下部の修復が必要と考えられた。(著者抄録)
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分類 (5件):
分類
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自然災害  ,  稲作  ,  農業土木  ,  植物に対する影響  ,  自然災害 
引用文献 (20件):

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