抄録/ポイント：
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ABSTRACTPペニシリン(PEN)は炭疽病治療に対する低コストオプションであるが,自然発症耐性は,シグマ因子(SigP)およびその同族抗シグマ因子(RsiP)により調節されるBacillus anthracisにおけるβ-ラクタマーゼ発現(bla1,bla2)が報告されている。RsiPの切断につながる変異は,PEN耐性の基礎として以前に記述された。ここでは,全ゲノム配列決定(WGS)データを分析し,変異の頻度を決定するために374B.anthracis株から染色体sigP-bla1領域を比較し,PEN耐性に関連する変異を同定し,PEN耐性を予測するためのWGSの有用性を評価した。少数(3.5%)の菌株は,少なくとも11の異なる変異sigP,rsiP,orbla1の少なくとも1つを含んだ。これらの変異の9つはPEN耐性とは関連していなかった。4つの菌株は,従来のブロス微量希釈によってPEN耐性(PEN-R)を示し,新規フレームシフトrsiPを有する1つの菌株を含んだ。PEN-R株で以前に見出されたように,同じrsiPフレームシフト変異を持つ1つの株は,PEN感受性(PEN-S)表現型を示し,bla1とbla2転写を示した。このPEN-S株では,予想外に小さいコロニーサイズ,減少した増殖速度,および検出不能なβ-ラクタマーゼ活性レベル(培養上清および細胞溶解物)が観察された。配列解析は,この表現型に寄与するかもしれない成長欠陥に関連する遺伝子の変異を明らかにした。一方,B.anthracisiP変異は抵抗性の予測に単独では使用できなかったが,5株のうち4株がPEN-Rであった。従って,B.anthracisigP-bla1領域はWGSに基づくPEN耐性予測のための有用な遺伝子座であるが,表現型試験は必須である。B.anthracisの抗菌感受性のIMPORTANCEDは,曝露後予防(PEP)および炭疽の治療に対する抗菌剤の適切な分布に必須である。WGSデータの解析は,単離体における抗菌剤耐性(AMR)遺伝子の変異の迅速検出を可能にするが,AMR遺伝子における変異の存在は,必ずしも耐性を正確に予測しない。抗シグマ因子RsiPの変異は,限られた数の株で高レベルペニシリン耐性と関係しており,変異の頻度を決定し,機能的抗菌感受性試験を行うため,374株からWGS集合を検討した。変異rsiPを含む5つの菌株のうち,4つだけが機能的抗菌感受性試験によるPEN-Rであった。この領域の配列分析はB.anthracisにおけるAMR予測に有用であるが,遺伝的分析は排他的に使用すべきではなく,表現型感受性試験が必須のままであると結論した。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
