抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,東京23区周辺の住宅地における食料品の買い物の問題点を抽出し,効果的な対策を検討することを目的とする。大規模団地や戸建住宅が建ち並ぶ板橋区高島平地区でアンケート調査を実施した。回答者の買い物行動,店舗の満足度,対策の効果を分析した。その結果,集合住宅地区の回答者は,高齢者でも徒歩や自転車で十分な品質の店舗に行けるため,問題が少ないことが分かった。対照的に,戸建住宅地区の回答者は,地区内に店舗がないためにアクセシビリティに不満を持っていた。この問題に対抗するために,他のサービスが大きな効果をもたらさなかったとしても,子供たちの近くに住むことで困難を軽減できることが,筆者らは分かった。その結果,これらの買い物支援サービスは補完的なものに過ぎず,十分な品質の商品を保管している食料品店へのアクセスを確保したほうが良いことが示唆された。(翻訳著者抄録)