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J-GLOBAL ID：202002218121768329   整理番号：20A1234273

状況論的学習観に基づく災害情報システムの学習に関する考察

A Study on Learning of Disaster Information System Based on Situated Learning Theory

著者 (5件)： 伊勢正 (防災科学技術研) ,  日高達也 (防災科学技術研) ,  磯野猛 (防災科学技術研) ,  臼田裕一郎 (防災科学技術研) ,  矢守克也 (京大 防災研)
資料名： 自然災害科学  (Journal of Japan Society for Natural Disaster Science)
巻： 39  号： 1  ページ： 35-51  発行年： 2020年05月31日 
JST資料番号： L0381A  ISSN： 0286-6021  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 多くの災害情報システムはうまく機能していない。その理由の一つはオペレータがシステムを使い熟練する機会の不足であることが分かってきている。災害情報システムの学習プロセスを理解することを目的として,著者らが開発した災害情報システムを用いて,高知県四万十町における約3年間の実証実験を行った。実験の結果,システムの学習は状況論的学習観に沿って進行することが確認された。実際に実行可能な災害情報システムのためには,(1)関係性:周囲環境との関係を含む,(2)局所的判断の連続,(3)インスプリクションによる可視化,の状況論学習観の3つの重要な要素を満たすべきであることを見出した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *学習 ,  情報 ,  *情報システム ,  オペレータ ,  高知県 ,  *実証実験 ,  性質 ,  局所性 ,  可視化 ,  過程
準シソーラス用語： 学習プロセス ,  関係性 ,  災害情報 ,  *災害情報システム ,  *状況論的学習観

分類 (1件)： 災害・防災一般  (RA02010Q)

引用文献 (11件)：

• 伊勢 正・磯野 猛・高橋拓也・臼田裕一郎・ 藤原広行:全国自治体の防災情報システム整備状況,国立研究開発法人 防災科学技術研究所研究資料第401号,2015.
• 角本 繁・亀田弘行・林 春男:災害管理地理情報システム(GIS)の構想とシステム開発 -阪神・淡路大震災の経験を生かして-,地域安全学会論文集(5),pp.419-423,1995.
• 鈴木猛康・天見正和:地方自治体の災害対応管理システムの開発と災害対応訓練への適用,土木学会地震工学論文集,pp.781-790,2007.
• 深田秀実・小林和恵・佐藤賢二・川名英之・増田智弘:デジタルペンとテーブル型ユーザインタフェースを用いた災害情報管理システムの開発と評価,日本地震工学会論文集 第12巻,第3 号,pp.1-20,2012.
• 澤田雅治・八木英夫・林 春男:震災発生時における関連情報集約とその提供手法に関する研究 -新潟県中越地震復旧・復興 GISプロジェクトの取り組みを通じて-,地域安全学会論文集(7),pp.97-102,2005.

タイトルに関連する用語 (3件)： 状況論 ,  学習 ,  災害情報システム