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J-GLOBAL ID：202002218378559776   整理番号：20A1094287

数理モデルによる将来のボットネット感染ダイナミクスの考察

Consideration of infection dynamics of future botnet with mathematical modeling

著者 (3件)： 熊井雄野 (関西大 大学院理工学研究科) ,  木村共孝 (同志社大 理工) ,  平田孝志 (関西大 システム理工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 119  号： 460(NS2019 177-263)(Web)  ページ： 199-203 (WEB ONLY)  発行年： 2020年02月27日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： これまでの研究において,感染ホストの計算資源を利用して分散機械学習を行うことで,正常なホストの脆弱性検出及びその攻撃により正常なホストを感染させる自律進化型ボットネットの概念が提唱されている.本稿では自律進化型ボットネットに対して,決定論的感染モデルに基づき,疫病の感染力や人口の増加減少の解析に一般的に用いられる基本再生産数の導出を行い,ボットネットマルウェアの拡散及び消滅の初期条件を明らかにする.さらに,ボットネットマルウェアが拡散してしまったと仮定したときに,そのボットネットマルウェアが消滅に向かう条件を明らかにする.(著者抄録)

シソーラス用語： 数学モデル ,  *マルウェア ,  *病態モデル ,  ダイナミックモデル ,  機械学習 ,  モデル ,  公衆衛生 ,  初期条件 ,  拡散 ,  行為 ,  *動的解析 ,  インターネット ,  サイバー攻撃
準シソーラス用語： DDoS攻撃 ,  *感染モデル ,  基本再生産数 ,  決定論的モデル ,  *ボットネット

分類 (1件)： データ保護  (JD01020V)

引用文献 (8件)：

• MATLAB, https://jp.mathworks.com/products/matlab.html
• T. Kudo, T. Kimura, Y. Inoue, H. Aman, and K. Hirata, “Stochastic modeling of self-evolving botnets with vulnerability discovery,” Computer Communications, vol. 124, pp. 101-110, 2018.
• Y. Kumai, K. Hongyo, T. Kimura, and K. Hirata, “Infection dynamics of self-evolving botnets with deterministic modeling,” in Proc. the 33rd International Conference on Information Networking (ICOIN 2019), Kuala Lumpur, Malaysia, Jan. 2019.
• 西浦 博, 稲葉 寿, “感染症流行の予測: 感染症数理モデルにおける定量的課題,” 統計数理, vol. 54, no. 2, pp. 461-480, 2006.
• S. Noreen, S. Murtaza, M. Z. Shafiq, and M. Farooq, “Evolvable Malware,” in Proc. Genetic and Evolutionary Computation Conference, Montreal, Canada, Jul. 2009.

タイトルに関連する用語 (4件)： 数理モデル ,  ボットネット ,  感染 ,  ダイナミクス