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J-GLOBAL ID:202002218641932229   整理番号:20A0707967

血清TGabの存在は全国調査からの甲状腺機能正常集団におけるグルコースおよび脂質代謝障害の低リスクを示唆する【JST・京大機械翻訳】

The Presence of Serum TgAb Suggests Lower Risks for Glucose and Lipid Metabolic Disorders in Euthyroid General Population From a National Survey
著者 (39件):
資料名:
巻: 11  ページ: 139  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7068A  ISSN: 1664-2392  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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目的:甲状腺ペルオキシダーゼ(TPOAb)およびチログロブリン(TgAb)に対する抗体の発現は,自己免疫性甲状腺疾患(AITD)患者の血清において非常に一般的である。甲状腺自己抗体とグルコースと脂質代謝障害の発生の間の関係は不明のままである。本研究は,甲状腺機能正常集団における血清TPOAB/TgAbの存在とそれらの代謝障害の間の相関を調査するために行われた。【方法】:本研究のデータは,中国本土のすべての31の省からの甲状腺疾患,ヨウ素状態,および糖尿病国家疫学(TIDE)調査から得られた。本研究において,5,802人の男性(TPOAb~TgAb~-および1,802のTPOAb+/TgAb+)および12162人の女性(TPOAb~TgAb~-および4162のTPOAb+/TgAb+)を含む合計17964人の甲状腺機能を登録した。血中グルコースと脂質レベルを,TPOAb-TgAb-とTPOAb+TgAb-,TPOAb-TgAb+,TPOAb+TgAb+との間で比較した。結果:空腹時血糖(FBG)濃度と障害されたFBG(IFG)を有する個人の割合は,TPOAb~TgAb~Menと比較して,TPOAb~TgAb+男性における減少傾向を示した。TPOAb~TgAb+女性と比較して,TPOAb~TgAb+女性におけるIGTおよび高トリグリセリド血症の発生率の減少傾向と同様に,FBGおよびHDL-Cレベルが有意に低かった。さらに,二成分ロジスティック回帰分析により,男性における血清TgAb単一陽性はIFGに対する独立保護因子であり,ORは0.691(95%CI,0.503~0.949)であることを示した。女性では,血清TgAb単一陽性は高トリグリセリド血症の独立した保護因子であり,ORは0.859(95%CI,0.748~0.987)であった。傾向試験は,血清TgAbレベルの増加によって,特に非肥満女性の間で,女性におけるTSH≦2.5mIU/Lと高トリグリセリド血症の男性の間でIFGの罹患率において有意な減少があったことを示した。結論:血清TgAb単一陽性は,甲状腺機能亢進症男性におけるIFGのリスクの低下と甲状腺機能亢進症女性における高トリグリセリド血症のリスクの減少を意味する可能性がある。TgAbの独立した保護的役割の機構はさらなる研究を待つ。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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内分泌系の診断  ,  内分泌系の疾患 
引用文献 (55件):
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  • Shan Z, Chen L, Lian X, Liu C, Shi B, Shi L, et al. Iodine status and prevalence of thyroid disorders after introduction of mandatory universal salt iodization for 16 years in China: a cross-sectional study in 10 cities. Thyroid. (2016) 26:1125-30. doi: 10.1089/thy.2015.0613
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