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J-GLOBAL ID：202002218657477611   整理番号：20A2608452

テラヘルツセンシングで見えるもの~高分子材料評価への応用~

著者 (2件)： 渡邉紳一 (慶応大 理工) ,  岡野真人 (慶応大 理工)
資料名： 電波技術協会報FORN  (電波技術協会報フォルン)
号： 337  ページ： 46-49  発行年： 2020年11月10日 
JST資料番号： F2122A  ISSN： 0910-593X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・可視光が透過しない紙やプラスチック材料に透過性があり,X線検査技術と比較して安全なテラヘルツセンシングの,高分子材料評価への応用に関する解説。
・テラヘルツセンシングでは,材料の電気伝導性や誘電率を非破壊・非接触で測定でき,分解能はおよそ1mmでナノレベルの粒子を直接観察はできないが,その挙動を推測し物質の特徴を捉える粗視化が可能。
・黒色ゴム材料の力学特性に影響するカーボン分布の可視化について,テラヘルツセンシングを用いた電気伝導度から,カーボンの濃度・配向性・材料の厚さを得ることが可能。
・テラヘルツスペクトル測定によりプラスチック材料の結晶化度評価が可能であり,一例として生分解性高分子材料であるポリ乳酸薄膜試料の評価実験を説明。

シソーラス用語： *テラヘルツ波 ,  高分子 ,  非破壊測定 ,  非接触測定 ,  可視化 ,  結晶度 ,  カーボンブラック ,  ポリ乳酸 ,  分光測光 ,  *非破壊検査 ,  欠陥検査 ,  偏光分光法 ,  サブミリ波 ,  *ゴム ,  複合材料
準シソーラス用語： 黒色ゴム

分類 (2件)： 欠陥  (YH02040Z) ,  ゴム・プラスチック材料試験  (HB03000F)

引用文献 (18件)：

• 経済産業省 「素材産業におけるイノベーションの役割と期待」、 2018年1月.
• 鈴木左文、 「コンパクトな半導体デバイスを用いたテラヘルツ開拓」、 電子情報通信学会通信ソサイエティマガジン、 2018年1巻3号 p.183-189.
• プレスリリース : 岡山大学、 ”テラヘルツ波を用いた次世代電池評価装置の開発・商品化事業を加速-電気自動車(EV)などに必要な高性能電池の普及へ-”、 2019年6月7日. (https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id631.html)
• T. Morimoto, et al., Nat. Commun. 10, 2662(2019).
• M. Okano and S. Watanabe, Sci. Rep. 6, 39079(2016).

タイトルに関連する用語 (3件)： 高分子材料 ,  評価 ,  応用