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J-GLOBAL ID：202002221438471456   整理番号：20A2712462

シンクロトロン放射光源におけるパルス六極磁石ビーム入射器での航跡場解析

Analysis of Wake Fields at Pulsed Multipole Magnet Beam Injector in Synchrotron Radiation Ring

著者 (3件)： 村松拓実 (室蘭工大) ,  宮口息吹 (室蘭工大) ,  川口秀樹 (室蘭工大)
資料名： 電気学会研究会資料
号： EMT-20-059-091 電磁界理論研究会  ページ： 155-158  発行年： 2020年11月05日 
JST資料番号： Z0924B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本文は,パルス六極電磁石ビーム入射器における航跡場解析を示した。従来のキッカー電磁石入射器よりはるかに滑らかなビーム入射を達成するため,あいちSRでパルス六極電磁石ビーム入射器を新たに開発した。しかし,ビームダクト内部磁場で予想外の擾乱が試作試験運用で発生し,貯蔵ビーム軌道がひどく妨げられることが報告された。従って,ビームダクト内部磁場の予想外の挙動は,ビームダクト内壁のチタン被覆層の渦電流によって発生するが,渦電流の影響はチタン被覆層の一部除去によって回避可能と考えられる。一方,チタン被覆層の部分的除去によって無視できない航跡場の発生が予測される。本文は,チタン被覆層を分的に除去した場合の航跡場の影響をFDTD法の数値解析で論じた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： シンクロトロン放射 ,  光源 ,  パルス ,  電磁石 ,  ビーム ,  *線形加速器 ,  セラミック被覆 ,  有限差分時間領域法 ,  数値解析
準シソーラス用語： *航跡場 ,  酸化チタン被覆 ,  電磁ビーム ,  *入射器 ,  六極電磁石

分類 (1件)： 加速器一般及び理論  (BE02010M)

引用文献 (7件)：

• K. Harada, Y. Kobayashi, T. Miyajima, and S. Nagahashi: ′′New injection scheme using a pulsed quadrupole magnet in electron storage rings′′, PHYSICAL REVIEW SPECIAL TOPICS - ACCELERATORS AND BEAMS 10, 123501 (2007).
• 原田,小林: 「パルス4極磁石による入射システム」, PHOTON FACTORY NEWS, Vol.26, No.1, pp.26-30 (2008)
• H. Takaki, N. Nakamura, Y. Kobayashi, K. Harada, T. Miyajima, A. Ueda, S. Nagahashi, M. Shimada,T. Obina, and T. Honda : ′′Beam injection with a pulsed sextupole magnet in an electron storage ring′′, PHYSICAL REVIEW SPECIAL TOPICS - ACCELERATORS AND BEAMS 13, 020705 (2010).
• N. Yamamoto, H. Zen, M. Hosaka, T. Konomi, M. Adachi, K. Hayashi, J. Yamazaki, Y. Takashima, M. Katoh : ′′Beam injection with pulsed multipole magnet at UVSOR-III′′, Nuclear Instruments and Methods in Physics Research, A767 (2014) pp.26-33.
• 山本,伊藤,山村,保坂,真野,高嶋,加藤: 「あいちSRにおけるトップアップ運転用パルス多極電磁石の開発と入射実験」, 日本物理学会第71回年次大会概要集, No.22aAP-13 (2016)

タイトルに関連する用語 (6件)： シンクロトロン放射光 ,  パルス ,  磁石 ,  ビーム入射 ,  航跡場 ,  解析