文献

J-GLOBAL ID：202002221787523552   整理番号：20A1096229

落差床止め工の流れ場および安定性について

ON THE FLOW FIELD AND STRUCTURAL STABILITY FOR CONSOLIDATION WORKS WITH A HYDRAULIC DROP

著者 (4件)： YANG Hongxuan (長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻) ,  福元豊 (長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻) ,  細山田得三 (長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻) ,  大塚悟 (長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 A2(応用力学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A2 (Applied Mechanics) (Web))
巻： 75  号： 2  ページ： I_519-I_530(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0102B  ISSN： 2185-4661  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,河床上の自由水面を有する跳水流と地盤中の浸透流を同時に計算する数値実験を行い,固定床水理実験による検証で,河川流と浸透流の空間情報を同時に得ることが可能であることを示した.数値実験から,跳水位置の手前で浸透流が河床に抜けてそこのブロックが受ける揚力と抗力が大きくなり,ブロックの有効重量による摩擦抵抗力を上回ってブロックが滑動する.これはブロック流失の実験結果に一致する.数値実験を通して,床止め工の下に透水性の高い基礎材料を設けると揚圧が下がり,床止め工を一体構造からブロック構造に変更すると,揚圧は大きく低下することが分かった.さらに,遮水矢板は前部に設けると揚圧の減殺に効果があり,後部に設けるとパイピング防止に効果が高いことが示された.(著者抄録)

シソーラス用語： *河川流 ,  浸透流 ,  跳水 ,  *床固め工 ,  揚圧力 ,  水理構造物 ,  *土木構造物 ,  河床 ,  河床洗掘 ,  水理模型試験 ,  流れ場 ,  ブロック ,  被覆材 ,  間隙水圧 ,  流体力
準シソーラス用語： 護床工 ,  被覆ブロック

著者キーワード (8件)： sand suction ,  hydraulic jump ,  hydraulic model experiment ,  numerical simulation ,  sand suction ,  hydraulic jump ,  hydraulic model experiment ,  numerical simulation

分類 (1件)： 河川工事  (RC12030X)

引用文献 (13件)：

• 国土開発技術研究センター編 : 床止めの構造設計手引き, 山海堂, 1998.
• 神田佳一, 村本嘉雄, 藤田裕一郎 : 護床工下流部における洗掘過程の数値解析, 水工学論文集, Vol. 37, pp.657-662, 1993.
• 神田佳一, 村本嘉雄, 藤田裕一郎 : 護床工下流部の洗掘過程と流れ特性, 京都大学防災研究所年報, No.36, B-2, pp.551-569, 1993.
• 神田佳一, 村本嘉雄, 藤田裕一郎 : 護床工下流部における局所洗掘とその軽減法に関する研究, 土木学会論文集, No.551, pp.21-36, 1996.
• 内田龍彦, 福岡捷二, 渡邊明英 : 床止め工下流部の局所洗掘の数値解析モデルの開発, 土木学会論文集, No.768/II-68, pp.45-54, 2004.

タイトルに関連する用語 (4件)： 落差 ,  床止め ,  流れ場 ,  安定性