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J-GLOBAL ID：202002222029247016   整理番号：20A0600315

交通インフラ整備効果の因果推論:論点整理と展望

CAUSAL INFERENCE FOR TRANSPORTATION INFRASTRUCTURE APPRISAL: REVIEW AND PERSPECTIVE

著者 (2件)： 織田澤利守 (神戸大学大学院 工学研究科市民工学専攻) ,  大平悠季 (鳥取大学大学院 工学研究科社会基盤工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 D3(土木計画学)(Web)  (土木計画学研究・論文集(Web))
巻： 75  号： 5  ページ： I_1-I_15(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0202A  ISSN： 2185-6540  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 社会資本整備のマネジメントサイクルの確立に向けて,事後評価の充実が重要な課題の 1 つに挙げられる.事後評価では,ストック効果の発現状況を多面的に捉え,統計データを有効に活用しながら,可能な限り定量的・客観的に効果を把握することが求められる.インフラ整備によってもたらされるストック効果を適切に評価するためには,実務で一般的に行われている単純な前後比較では十分とは言えない.本稿では,昨今,様々な分野で広く活用されるようになった統計的因果推論について,その手法を概説したのち,交通基盤整備効果の推定を行う既往研究をレビューする.その上で,交通基盤整備評価への適用に向けた論点整理を行うとともに展望について述べる.(著者抄録)

シソーラス用語： *インフラストラクチャー ,  整備 ,  *推論 ,  *交通
準シソーラス用語： インフラ整備 ,  *因果推論 ,  交通インフラ

分類 (1件)： 都市計画一般,都市経済学  (RD01010S)

引用文献 (74件)：

• 1) Rubin, D. B.: Estimating causal effects of treatments in randomized and nonrandomized studies, Journal of Educational Psychology, Vol. 66, pp. 688-701, 1974.\n
• 2) Imbens, G. W. and Rubin, D. B., Causal Inference for Statistics, Social and Biomedical Sciences: An Introduction, Cambridge University Press, 2015.
• 3) Heckman, J. J. and Vytlacil, E., Structural equations, treatment effects, and econometric policy evaluation, Econometrica, Volume73, Issue3, pp.669-738, 2005.
• 4) Pearl, J., Causal diagrams for empirical research, Biometrika, Vol.82, pp. 669-709, 1995.
• 5) Pearl, J., Causality: Models, Reasoning, and Inference, Second Edition, Cambridge University Press, 2009.

タイトルに関連する用語 (6件)： 交通 ,  インフラ ,  整備効果 ,  因果推論 ,  整理 ,  展望