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J-GLOBAL ID:202002222614213346   整理番号:20A1092469

日本北部の山地河川におけるハリガネムシ(線形虫類,ハリガネムシ科)の宿主生物季節学と生活史

Host phenologies and the life history of horsehair worms (Nematomorpha, Gordiida) in a mountain stream in northern Japan
著者 (8件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 482-493  発行年: 2020年 
JST資料番号: U1643A  ISSN: 1440-1703  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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多くの寄生生物とその宿主の発生は,それらの周期的生活史イベントにより季節によって著しく変化する。線形虫類は陸生-水生移行帯における一般的な寄生生物であるが,この線形虫類は潜在的に季節的に変動する複数の宿主を用いていることから,どの様に複雑なライフサイクルを完了させているかは不明である。本研究では,日本北部の山地河川に生息する線形虫類(Gordionus sp.)の生活史を,水生および陸生の宿主への感染の季節的調査と実験室実験により調べた。Gordionus sp.の成虫は,6月上旬から7月中旬に河川に入った。実験室実験では,新たに孵化した幼虫は水温に応じて9月から11月にかけて中間宿主(水生昆虫の幼虫)に感染することが示唆された。線形虫類の幼虫は多様な発生生物季節学を持つ水生昆虫宿主に感染し,水生と陸生宿主間の栄養伝達のための長い時間的ウインドウとなった。一般的な最終宿主(Pterostichus thunbergi)は複数年生存するように思われ,これにより線形虫類の幼虫は感染した宿主内で完全に成長することができる。栄養的に伝達された寄生生物は,食物網内の被食者-捕食者相互作用の特異的経路をしばしば追跡することがあるため,中間宿主と最終宿主の間の時間的マッチ-ミスマッチに敏感である。これとは対照的に,著者らが調査した線形虫類は,水生および陸生の食物網を横切って時間的に多様な経路を用いることにより利益を得る可能性があり,それらの季節環境における個体群の維持になるかもしれない。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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異種生物間相互作用  ,  個体群生態学 

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