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J-GLOBAL ID:202002223431353988   整理番号:20A0387083

NLRP6は実験的マウスBMTにおけるCD4媒介移植片対宿主病を調節する【JST・京大機械翻訳】

NLRP6 Regulates CD4 Mediated Graft-Versus-Host Disease in Experimental Murine BMT
著者 (9件):
資料名:
巻: 26  号: 3 S  ページ: S28  発行年: 2020年 
JST資料番号: W1625A  ISSN: 1083-8791  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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NLRP6(NOD様受容体ファミリーピリンドメイン含有6)は重要なinflamマソーム成分であり,腸上皮及び免疫細胞において高度に発現されている。NLRP6仲介inflamマソーム活性化は腸内感染に対する反応において重要な役割を果たし,腸内微生物相の異常症を予防する。しかしながら,最近,NLRP6がGVHDにおいて病原的役割を果たすことを見出した。興味深いことに,活性化T細胞はNLRP6発現を増加させたが,T細胞応答の調節におけるNLRP6のT細胞自律的役割は不明であることも見出した。NLRP6はGVH応答の重要な調節因子であるため,ドナーT細胞におけるNLRP6欠損がGVHDを改善するという仮説を試験した。著者らの仮説を試験するために,著者らは最初に,ナイーブなNLRP6-/-および野生型(WT)B6動物における種々のT細胞サブセットおよび活性化マーカーの詳細な表現型分析を行い,ナイーブ,記憶,エフェクタおよび調節性T細胞の類似の分布を見出した。ドナーにおけるNLRP6の不在がGVHDに影響を及ぼすかどうかを調べるために,WT-BALB/c動物を致死的に照射し,5×10~6骨髄および1.0×10~6脾臓CD90+T細胞を同系WT-BALB/c,同種MHCミスマッチWT-B6またはNLRP6-/-動物から移植した。著者らの仮説とは反対に,NLRP6-/-動物からドナーT細胞を受け取るレシピエントは,同種WT-B6動物と比較して有意に悪い生存を示した(p<0.05)。また,GVHD死亡率と重症度はMHC不一致ハプロタイプB6においてF1モデルに増加した(p<0.05)。対照的に,GVHDの重症度と死亡率はMHCにマッチした複数のマイナー抗原ミスマッチB6においてC3H.swモデルに類似していた。著者らは,GVHD重症度と死亡率が,NLRP6がCD4+とCD8+T細胞反応を異なって調節するので,B6においてC3H.swモデルに類似していると仮定した。これを試験するために,B6-WTまたはNLRP6-/-動物から1×10~6のCD4+またはCD8+T細胞のどちらかを注入し,上記のようにC3H.swレシピエントを移植した。GVHD重症度と死亡率(P<0.05)は,NLRP6-/-CD4+T細胞が移植されたときだけ強化された。抗CD3とCD28抗体による同種異系または非特異的TCR刺激後のin vitroでのナイーブT細胞増殖を試験し,CD8+T細胞がWT-B6CD4+またはCD8+T細胞よりも増殖しないことを見出した。さらに,活性化NLRP6-/-CD4+T細胞はWTよりアポトーシスが少なかった。T細胞におけるNLRP6の不在は,ナイーブCD4 T細胞をTh1細胞分化に促進する。これらのデータは,NLRP6がCD4+T細胞仲介免疫応答を調節し,ドナーT細胞におけるNLRP6がCD4+T細胞仲介GVHDの制御に重要であることを示唆する。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  ,  移植免疫 

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