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J-GLOBAL ID：202002224043725471   整理番号：20A1710391

上部マントル圧力でのH_2O流体により誘起されたハルツバージャイトにおける地震断層運動からサイレントスリップへのスイッチング【JST・京大機械翻訳】

Switching from seismic faulting to silent slips in harzburgite induced by H₂O fluid at upper mantle pressures

著者 (5件)： Ohuchi T. (Geodynamics Research Center, Ehime University, Matsuyama, Japan) ,  Lei X. (Geological Survey of Japan, National Institute for Advanced Industrial Science and Technology, Tsukuba, Japan) ,  Higo Y. (Japan Synchrotron Radiation Research Institute, Sayo, Hyogo, Japan) ,  Tange Y. (Japan Synchrotron Radiation Research Institute, Sayo, Hyogo, Japan) ,  Sakai T. (Geodynamics Research Center, Ehime University, Matsuyama, Japan)
資料名： Contributions to Mineralogy and Petrology  (Contributions to Mineralogy and Petrology)
巻： 175  号： 8  ページ： 79  発行年： 2020年 
JST資料番号： D0949A  ISSN： 0010-7999  CODEN： CMPEAP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 遅い滑り事象がしばしば発生するが,規則的地震は,H_2O流体に富む沈み込み界面に対して,~40kmの深度ではるかに少ない。サイレント地震の特徴的継続時間は,大きな遅い滑り事象として分類され,規則的地震に対するものより5桁以上長い。このような現象は,しばしば沈み込み界面のより柔らかい部分の滑りに起因するが,地震滑りに及ぼすH_2O流体の影響は,まだ未解決である。ここでは,1.2~3.0GPaの圧力および770~1250Kの温度における水飽和ハルツバージャイトに関する変形実験を行い,サブダクション界面直下の上り板の下部の条件に対応した。流体フリーハルツバージャイトの断層発生時に多くの音響放射が発生するにもかかわらず,流体胚胎条件下で0.3GPaまで著しく低い応力レベルで,ハルツバージャイトの変形を観察し,その後,サイレント断層運動を観測した。観察されたサイレント断層は,水和反応による断層面の高間隙圧と潤滑によるアスペリティ接触の脱離に起因することを見出した。したがって,H_2O流体は,規則的なスラブ内地震の発生を防ぐが,サイレント地震を誘発する可能性があることを提案した。Copyright Springer-Verlag GmbH Germany, part of Springer Nature 2020 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 界面 ,  脱着 ,  上部マントル ,  *地震 ,  水和反応 ,  *断層運動 ,  間隙圧 ,  *地震断層 ,  サブダクション ,  アコースティックエミッション ,  アスペリティ ,  *ハルツバージャイト ,  断層面 ,  スラブ内地震 ,  地震性滑り

著者キーワード (8件)： サブダクションインタフェイス ,  H_2O流体 ,  アコースティックエミッション ,  サイレント断層 ,  タルク ,  スラブ内地震 ,  静かな地震 ,  スロースリップ事象

分類 (1件)： 火成岩全般  (DE07030T)

タイトルに関連する用語 (8件)： 上部マントル ,  流体 ,  誘起 ,  ハルツバージャイト ,  地震 ,  断層運動 ,  スリップ ,  スイッチング