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J-GLOBAL ID:202002224667271772   整理番号:20A1360432

AFM力分光法に基づく生細胞に対する抗体薬物の結合親和性測定のための普遍的方法の開発【JST・京大機械翻訳】

Development of a universal method for the measurement of binding affinities of antibody drugs towards a living cell based on AFM force spectroscopy
著者 (5件):
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巻: 12  号: 22  ページ: 2922-2927  発行年: 2020年 
JST資料番号: W2324A  ISSN: 1759-9660  CODEN: AMNECT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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生細胞の表面上の標的に対する抗体薬物の結合親和性を測定する普遍的な方法を原子間力顕微鏡(AFM)分析に基づいて開発した。プログラム細胞死1(PD-1)を標的とする抗体薬物であるニボルマブを,この評価のためのモデルとして主に使用した。チップレスAFMカンチレバーの表面をナノカプセルで被覆し,蛋白質Aの免疫グロブリンG結合ZZドメインを曝露し,抗体FcドメインとZZドメイン間の結合によりカンチレバー上にニボルマブ分子を固定化し,抗体の分子配向を制御した。PD-1分子が高度に発現したモデルヒトTリンパ球(Jurkat)を脂質二分子層アンカー試薬を介してガラス基板上に固定した。ニボルマブ被覆AFMカンチレバーをT細胞に接近し,AFMカンチレバー上のニボルマブ分子と細胞表面のPD-1分子の間の破断力を測定した。破断力の平均値は,負荷力10,20,30,40および50nNにおいて,それぞれ0.18±0.10,0.21±0.18,0.12±0.07,0.11±0.06および0.12±0.06nNμm-2であった。有意に高い負荷力の適用は,低いPD-1発現を有する対照T細胞との比較により確認されたように,S/N比を低下させ,これは,20nN未満の低い負荷力がこれらの測定に十分であることを示した。PD-1の発現レベルと破断力値の間の相関を免疫蛍光法を用いて確認した。同様のアッセイを,表皮成長因子受容体(EGFR)とEGFR分子を発現するモデル癌細胞(A431)を標的化する抗体薬剤を用いて行い,種々の抗体薬剤に対する開発した方法の普遍的応用を評価し,ニボルマブの場合と同じ結論を得た。この方法は,化学処理なしで生細胞に適用でき,同じ単一細胞に対する種々の抗体薬剤の親和性を比較することができる。これらの結果は,本法が抗体と生細胞間の結合力の観点から種々の抗体から最も効果的な候補を選択するのに有用であることを示した。Copyright 2020 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物物理的研究法  ,  核酸一般  ,  薬物の分析 

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