文献
J-GLOBAL ID:202002224699399405   整理番号:20A2612444

スギ・ヒノキ人工林を利用する確率の高い鳥類種の推定

Estimation of Bird Species that Utilize Japanese Cedar and Cypress Plantations with High Probability
著者 (7件):
資料名:
巻: 102  号:ページ: 147-156(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: F0858A  ISSN: 1349-8509  CODEN: NSGICL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
人工林は日本の森林の約40%を占めており,木材供給だけでなく生物にとっての適した生息場所として機能することが期待されている。しかしながら,人工林内の生物の多様性およびその生態について十分に理解されているとはいえない。本研究ではスギ・ヒノキ人工林で観察される鳥類種を明らかにし,その生態的特徴について考察した。調査は2014年から2018年の鳥類の繁殖期にあたる5月から6月にかけて神奈川県西部の3山域57地点において実施した。観察調査から8目26科45種がスギ・ヒノキ林を利用していることが明らかとなった。確認された種数およびその種組成は,スギ林とヒノキ林との間で有意な違いはみられなかった。確認された鳥類のうち留鳥10種と夏鳥2種を含む2目9科12種は,全ての山域で年を経ても繰り返し確認されており,これらはスギ・ヒノキ人工林を利用する確率の高い種であると示唆された。これら12種のうち11種は昆虫食であった。さらに,10種は樹上と樹洞に営巣する傾向があった。このように,人工林を利用する確率の高い種では,食性と営巣場所の選択において高い共通性がみられた。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
森林生物学一般  ,  個体群生態学 
引用文献 (60件):
  • 赤塚隆幸 (2001) 河川敷で笹藪を利用して繁殖するエナガ群.Strix 19: 21-30
  • Amano HE, Eguchi K (2002) Nest-site selection of the red-billed leiothrix and Japanese bush warbler in Japan. Ornithol Sci 1: 101-110
  • 穴田 哲・藤巻裕蔵 (1984) 帯広市における農耕地と住宅地の繁殖期の烏相.Strix 3: 19-27
  • 安藤元一・今泉吉晴 (1982) 狭小生息地におけるムササビの環境利用.哺乳動物学雑誌 9: 70-81
  • 浅川真理・越尾淑子・湯山隼之助・亀井裕幸・大澤 力・宮澤弘二・菊池健夫・中村信也 (2003) 東京家政大学板橋キャンパスの鳥類.東京家政大学博物館紀要 21: 155-163
もっと見る
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る