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J-GLOBAL ID:202002225286658094   整理番号:20A0751808

インドネシアにおける主要なイネ品種Ciherangに及ぼす気候変動の影響評価

Impact assessment of climate change on the major rice cultivar Ciherang in Indonesia
著者 (10件):
資料名:
巻: 76  号:ページ: 19-28(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: X0731A  ISSN: 0021-8588  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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イネが主要作物であるアジアにおいて,イネ生産性に及ぼす気候変動の有害な影響に関する高い懸念がある。これらの影響を評価するためには,気候に対する国の特異的な品種の応答を考慮することが,気候変動下での食料安全保障を維持するための国家的な適応計画を効果的に実施するために必要である。しかし,今日まで,発展途上国で使用されている地域のイネ品種に対する気候変動の影響に関する情報は極めて限られている。本研究では,プロセスに基づく作物成長モデル,MATCRO-Riceを用いて,次の25年間(2018~2042)のインドネシアにおける主要な地域イネ品種Ciherangの収量に及ぼす気候変動の影響を予測した。このモデルは,イネ収量に及ぼす現在から将来の気温,降水量,および大気二酸化炭素濃度の影響をシミュレートした。結合モデル相互比較プロジェクトフェーズ5における4つの一般的循環モデルと3つまたは4つの代表的な濃度経路シナリオの組合せから導き出された合計14の将来の気候シナリオを,将来の気候の不確実性を考慮するために使用した。結果は,主により高い気温のために,すべての気候シナリオの下で光合成速度の減少,呼吸速度の増加,および老化の加速のような生物季節学的変化をもたらすことで,イネの収量が減少することを示した。14の将来の気候シナリオにわたる平均収率減少は,2039~2042年のインドネシアのすべてに対して12.1%であった。したがって,インドネシアにおいて収量を維持するために,イネ生産は気候変動に適応する必要があり,特に,近い将来にはより高い気温に適応する必要がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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稲作  ,  植物に対する影響 
引用文献 (48件):
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