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J-GLOBAL ID：202002225733593799   整理番号：20A0600134

台風通過に伴う干潟の短期的地形変化と土砂動態の把握

SHORT-TERM MORPHOLOGICAL CHANGES AND SEDIMENT DYNAMICS OF TIDAL FLAT DUE TO TYPHOON PASSAGE

著者 (5件)： 栗谷樹 (豊橋技術科学大学 大学院工学研究科 建築・都市システム学専攻) ,  加藤茂 (豊橋技術科学大学 大学院工学研究科 建築・都市システム学系) ,  田畑貴大 (中日本建設コンサルタント株式会社 水工技術本部 第2部第3課) ,  中村亮太 (新潟大学 工学部 社会基盤工学プログラム) ,  岡辺拓巳 (豊橋技術科学大学 大学院工学研究科 建築・都市システム学系)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 75  号： 2  ページ： I_499-I_504(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 愛知県西尾市東幡豆町に位置する前島トンボロ干潟は,多様な生物が生息する豊かな自然を残している干潟である.しかしながら,台風の接近・通過による海象条件の変化によって地形に強力なインパクトが与えられると,短期間に顕著な地形変化が生じることが報告されている.地球温暖化等の影響により,今後,台風の強大化や異常気象の発生が懸念されている.それにより,干潟の地形変化が顕著になるだけでなく,水質浄化機能の低下などの問題発生にもつながる可能性が考えられる.本研究では,台風期を対象にUAVによる干潟地形計測と表層砂の空間分布調査を実施し,気象インパクトによる短期的な地形変化と土砂移動,底質変化の実態把握を試みた.その結果,干潟上では常に活発な土砂輸送が発生していることが干潟頂部の位置変化と干潟上に設定した各小領域での土砂量変化から推定された.(著者抄録)

シソーラス用語： 台風 ,  *干潟 ,  地形 ,  無人機 ,  地形測量 ,  空間分布 ,  移動 ,  河成堆積物 ,  底質 ,  *土砂流送
準シソーラス用語： UAV【航空機】 ,  地形計測 ,  土砂移動

著者キーワード (5件)： UAV ,  tidal flat ,  typhpoon ,  topography ,  aerial photographic surveying

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (13件)：

• 1) Castagno, K. A., Jiménez-Robles, A. M., Donnelly, J. P., Wiberg, P. L., Fenster, M. S. and Fagherazzi, S. : Intense Storms Increase the Stability of Tidal Bays, Geophysical Research Letters, 45(11), pp. 5491-5500, 2018.
• 2) 花輪伸一:日本の干潟の現状と未来,国際環境研究協会,Vol. 11,No2,pp235-244,2006.
• 3) 小倉紀雄,高田秀重:東京湾 100年の環境変遷,安全工学会,34巻 5号,pp. 325-331,1995.
• 4) 水産庁(2018):干潟生産力改善のためのガイドライン 2章,http://www.jfa.maff.go.jp/j/gyoko_gyozyo/g_hourei/pdf/sub75b.pdf,14p,2008.
• 5) 三河港湾事務(2013):三河湾流域圏の現状-海に関する事項-干潟・藻場,http://www.cbr.mlit.go.jp/toyohashi/kaigi/mikawawan/mikawadb/pageA-4-9.html,参照2019-05-07.

タイトルに関連する用語 (6件)： 台風 ,  干潟 ,  短期 ,  地形変化 ,  土砂動態 ,  把握