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J-GLOBAL ID：202002226315044636   整理番号：20A1641276

高分子流体の移動現象:マルチスケールシミュレーションによるアプローチ

著者 (1件)： 佐藤健 (京大 化研)
資料名： アンサンブル  (分子シミュレーション学会誌)
巻： 22  号： 3  ページ： 204-209  発行年： 2020年07月31日 
JST資料番号： L8101A  ISSN： 1884-6750  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 時空間的に高い階層構造を持つ高分子流体について,その流動挙動を可能な限り正確に予測することや,ミクロレベルの分子構造または分子状態を出発点として製品の設計をすることは,化学工学や高分子科学,材料工学における究極の目標の1つである.計算科学の立場からこの問題に対してアプローチする方法の1つとして,ミクロモデルとマクロモデルを直接連携するマルチスケールシミュレーション(MSS)法がある.本稿では,高分子流体の移動現象を対象としたMSSに焦点を当て,関連する研究についてまとめ,我々のMSSによる研究を紹介する.(著者抄録)

シソーラス用語： 流体 ,  *高分子 ,  *計算機シミュレーション ,  移動 ,  *物質移動 ,  レオロジー ,  モデル ,  数値解法 ,  流動解析 ,  階層構造 ,  融解高分子 ,  溶融紡糸 ,  *マルチスケールシミュレーション ,  粗視化モデル ,  粒子法 ,  中規模モデル ,  *計算機利用 ,  *利用 ,  解析
準シソーラス用語： メソスケールモデル ,  *流体移動

分類 (1件)： 高分子溶液の理論  (CG02012B)

引用文献 (27件)：

• [1] R. G. Larson, Constitutive Equations for Polymer Melts and Solutions, Butterworths Series in Chemical Engineering (1988). 10.1016/C2013-0-04284-3
• [2] T. Sato, Nihon Reoroji Gakkaishi (J. Soc. Rheol. Jpn.), 48, 1 (2020). 10.1678/rheology.48.1
• [3] K. Kremer and G. S. Grest, J. Chem. Phys., 92, 5057 (1990). 10.1063/1.458541
• [4] A. W. Lees and S. F. Edwards, J. Phys. C: Solid State Phys., 5, 1921 (1972). 10.1088/0022-3719/5/15/006
• [5] J. Cao and A. E. Likhtman, Phys. Rev. Lett., 108, 028302 (2012). 10.1103/PhysRevLett.108.028302

タイトルに関連する用語 (4件)： 高分子 ,  流体 ,  現象 ,  マルチスケールシミュレーション