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J-GLOBAL ID：202002227672394903   整理番号：20A0359945

メナーゼヒンジを有するロッカー橋脚のUBRC補強による耐震性能向上に関する検討

IMPROVEMENT OF SEISMIC PERFORMANCE BY UNBONDED BAR REINFORCED CONCRETE REINFORCEMENT FOR ROCKER PIERS WITH MESNAGER HINGES

著者 (3件)： 植村佳大 (京都大学大学院工学研究科) ,  高橋良和 (京都大学 京都大学工学研究科) ,  長崎裕貴 (株式会社小松製作所)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 75  号： 4  ページ： I_391-I_407(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 柱基部にメナーゼヒンジを有するロッカー橋脚は,設計上の想定を超える変位が生じると自立性を失うことが知られており,水平・鉛直方向に対する安定性の確保が求められている.そこで本研究では,ロッカー橋脚への耐震補強方策として,柱断面外に配置したPC鋼棒を治具を介して取り付けるUBRC補強を提案し,正負交番載荷実験によりその耐震性能向上効果を検討した.その結果,PC鋼棒の引張力が実験当初の想定ほどは発揮されなかったものの,UBRC補強により抵抗モーメントが増加し,ロッカー橋脚の水平方向に対する安定性が確保された.また,正負交番載荷実験の再現解析では,PC鋼棒固定用治具の緩みをモデル化することで実験結果を再現できた.また,動的解析の検討例を示し,UBRC補強によるロッカー橋脚の倒壊挙動防止効果を確認した.(著者抄録)

シソーラス用語： *高橋脚 ,  *耐震補強 ,  *PC鋼材 ,  棒鋼 ,  繰返し試験 ,  載荷試験 ,  繰返し荷重 ,  耐震性 ,  引張力 ,  動的解析 ,  高速道路
準シソーラス用語： PC鋼棒 ,  正負交番載荷実験 ,  名神高速道路

著者キーワード (5件)： rocker pier ,  mesnager hinge ,  seismic strengthening ,  cyclic loading test ,  dynamic analysis

分類 (1件)： 下部工  (RC06060B)

引用文献 (15件)：

• 国土交通省:課題・論点に対する今後の対応(橋梁分野),社会資本整備審議会 道路分科会 第5回道路技術小委員会 配布資料(資料4-1),2016.
• 国土交通省:(報告事項)橋梁の耐震化,社会資本整備審議会 道路分科会 第57回基本政策部会 配布資料(資料3-3),2016.
• 枦木正喜,高原良太:ロッキング橋脚を有する橋梁の耐震補強,土木学会第72回年次学術講演会概要集,pp. 361-362,2017.
• 渡辺英,堤史尚,高木信治,中谷武弘:ロッキング橋脚を有する2径間跨道橋の耐震補強設計,土木学会第72回年次学術講演会概要集,pp. 369-370,2017.
• 水野剛規,後藤芳顯:ロッキング橋脚の自立化に伴う基礎への地震作用軽減のための免震・制振機構,第21回性能に基づく橋梁等の耐震設計に関するシンポジウム講演論文集,pp. 389-396, 2018.

タイトルに関連する用語 (2件)： 補強 ,  耐震性能