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J-GLOBAL ID：202002228038115823   整理番号：20A0841126

琵琶湖南湖で過剰繁茂する水草を原料としたメタン発酵消化液の水耕栽培における培養液としての利用可能性

Is Anaerobic Digestive Effluent of Excessive Growing Submerged Macrophyte in the Southern Basin of Lake Biwa Applicable for Nutrients in Hydroponics?

著者 (8件)： 畑直樹 (滋賀県立大学環境科学部) ,  LIU Xin (滋賀県立大学環境科学部) ,  田口夏帆 (滋賀県立大学環境科学部) ,  金本良成 (滋賀県立大学環境科学部) ,  吉田弦 (大阪府立環境農林水産総合研究所) ,  瀬山智博 (大阪府立環境農林水産総合研究所) ,  戸田龍樹 (創価大学理工学部) ,  伴修平 (滋賀県立大学環境科学部)
資料名： 水資源・環境研究(Web)  (Journal of Water and Environmental Issues (Web))
巻： 32  号： 2  ページ： 65-74(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0545A  ISSN： 1883-9398  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 琵琶湖南湖で過剰繁茂している水草を,メタン発酵により処理することで,バイオマス資源として有効活用することが期待される。メタン発酵処理時に多量に発生する発酵残渣(消化液)には肥料分が多く残存しており,本研究では,水草メタン発酵消化液の培養液利用を目的として,リーフレタス,コマツナの水耕栽培時における消化液の肥料特性について検討した。消化液中に高濃度で含まれるNH₄-Nは,硝化リアクター内で硝酸化処理することで,硝酸化前の約0.3%にまで減少し,NO₃-Nに変換できた。硝酸化処理後,Feの欠乏対策としてFe-EDTAを追加した消化液希釈液を用いて栽培すると,硝酸化処理やFe-EDTAの追加を行っていない場合と比較して,リーフレタス,コマツナともに,有意に生育が促進された。一方,消化液中のMn濃度が極めて高く,コマツナでは栽培中に顕著なMn過剰障害が発生した。水草メタン発酵消化液は,硝酸化処理後,適濃度に希釈してFe-EDTAを追加することで,水耕栽培の培養液として活用できるものの,オオカナダモの存在によると思われるMn過剰について留意する必要があると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： 湖沼汚濁 ,  *廃物利用 ,  *水生植物 ,  メタン発酵 ,  バイオマス資源 ,  発酵工業副産物 ,  *液体肥料 ,  *発酵液 ,  *水耕 ,  レタス ,  コマツナ ,  アンモニア態窒素 ,  硝化 ,  硝酸態窒素 ,  キレート剤 ,  マンガン ,  過剰成分 ,  トチカガミ科 ,  *実現可能性 ,  湖沼 ,  *メタン発酵消化液 ,  リーフレタス ,  鉄キレート剤 ,  発酵残渣 ,  琵琶湖 ,  Egeria densa ,  適用可能性 ,  水質汚濁 ,  キク科 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  アミノカルボン酸 ,  ジアミン
準シソーラス用語： オオカナダモ ,  利用可能性

著者キーワード (10件)： コマツナ ,  リーフレタス ,  硝酸化 ,  鉄欠乏 ,  マンガン過剰 ,  Brassica rapa L. Perviridis Group ,  Lactuca sativa L. ,  nitrification ,  iron deficiency ,  manganese toxicity

分類 (2件)： 資源回収利用  (SC05060V) ,  湖沼汚濁  (SB02030Q)

物質索引 (1件)： EDTA

タイトルに関連する用語 (7件)： 琵琶湖 ,  水草 ,  原料 ,  メタン発酵消化液 ,  水耕栽培 ,  培養液 ,  利用可能性