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J-GLOBAL ID：202002228400037543   整理番号：20A2212765

沿岸域の地形条件を含めたコンクリート構造物の表面塩分の定量的評価手法の構築

QUANTITATIVE ESTIMATION OF SURFACE CHLORIDE CONCENTRATION OF CONCRETE COMBINED WITH COASTAL GEOGRAPHICAL CONDITIONS

著者 (4件)： 中村文則 (長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻) ,  大原涼平 (長野工業高等専門学校 環境都市工学科) ,  山口貴幸 (長岡技術科学大学 技術支援センター) ,  下村匠 (長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E2 (Materials and Concrete Structures) (Web))
巻： 76  号： 3  ページ： 189-208(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0203A  ISSN： 2185-6567  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,沿岸域の地形条件を含めたコンクリート構造物の表面塩分量を定量的に評価する方法を構築するために,消波施設の設置状況が異なる海岸において表面塩分量の現地観測を実施した.さらに,消波施設を含めた地形・気象・波浪条件を考慮した表面塩分量の予測モデルを構築し,北陸地方に位置する新潟県沿岸域を対象に,その適用性について検討を行った.その結果,コンクリートの表面塩分量は,気象・波浪条件および海岸に設置されている消波施設を含めた地形条件に影響を受けていることが明らかになった.さらに,構築した表面塩分量の予測モデルは,気象・波浪条件が異なる地点および消波施設が設置された地点の表面塩分量を定量的に評価できることが示された.(著者抄録)

シソーラス用語： *コンクリート構造物 ,  *沿岸帯 ,  *塩分 ,  試験片 ,  海岸堤防 ,  消波ブロック ,  予測モデル ,  定式化 ,  定量的分析 ,  海岸地形 ,  気象条件 ,  波浪 ,  佐渡島
準シソーラス用語： 供試体 ,  *鉄筋コンクリート構造物 ,  飛来塩分 ,  *付着塩分

著者キーワード (4件)： surface chloride ,  airborne chloride ,  salt damage ,  wave-dissipating concrete block

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (26件)：

• 1) 土木学会:2013年制定 コンクリート標準示方書[維持管理編], pp. 172-173, 2013.
• 2) 仲座栄三,津嘉山正光,北村康司,増田悦久,和田誠,糸数義直:強風時の飛来塩分量と降雨中塩分濃度に関する研究,海岸工学論文集,第45巻,pp. 1176-1180, 1998.
• 3) Supakit, S. and Okamura, H. : Low chloride distribution in concrete structures near seashore, Doboku Gakkai Ronbunshuu E, Vol. 62, No. 1, pp. 221-229, 2006.
• 4) Meira, G. R., Andrade, M. C., Alonso, M. C., Padaratz, I. J. and Borba Jr., J. C. : Measurements and modelling of marine salt transportation and deposition in a tropical region in Brazil, Atmospheric Environment, Vol. 40, pp. 5596-5607, 2006.
• 5) Chen, Y., Chiu, H., Chan, Y., Chang, Y. and Yang, C. : The correlation between air-borne salt and chlorides cumulated on concrete surface in the marine atmosphere zone in north Taiwan, Journal of Marine Science and Technology, Vol. 21, No. 1, pp. 24-34, 2013.

タイトルに関連する用語 (7件)： 沿岸域 ,  地形 ,  コンクリート構造物 ,  塩分 ,  定量的評価 ,  手法 ,  構築