抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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木材の繊維方向荷重時の割裂破壊(以下,縦割裂)は大地震時の建築物などにおいて実際に起こりえる破壊であるにも関わらず,その耐力推定法は確立していない。その原因の一つが,限られた樹種でしか研究が行われていないことであるが,本来多様な樹種で行われるべきである。これまでの縦割裂試験は,実現象に近い引張型で行われることがほとんどである。しかし引張型で試験を行う場合,適切な治具を準備する必要があり,試験体の設置にも手間がかかる。更に上述の通り,今後は様々な樹種でデータを収集する必要がある。そのためには治具の準備や試験体の設置手間を省力化できる圧縮型縦割裂試験法の提案が望まれる。本計画は従来の引張型縦割裂試験に代わる圧縮型割裂試験を提案し,検証することを目的とし,様々な条件での圧縮型割裂試験及び引張型割裂試験を実施する。(著者抄録)