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J-GLOBAL ID:202002230398621879   整理番号:20A1617058

マウスNeuro-2a神経芽細胞腫における樹状細胞の腫瘍浸潤に続く免疫チェックポイント阻害【JST・京大機械翻訳】

Immune Checkpoint Inhibition Followed by Tumor Infiltration of Dendritic Cells in Murine Neuro-2a Neuroblastoma
著者 (7件):
資料名:
巻: 253  ページ: 201-213  発行年: 2020年 
JST資料番号: A0886B  ISSN: 0022-4804  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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プログラム細胞死蛋白質1(PD1)とプログラム細胞死リガンド-1(PD-L1)を標的とするモノクローナル抗体による免疫療法に応答するほとんどの腫瘍は,PD-L1の表面発現を示す。神経芽細胞腫は,低いPD-L1表面発現を示すことが報告されている。マウス神経芽細胞腫に対する免疫チェックポイント阻害剤の影響を調べ,宿主免疫細胞を腫瘍微小環境で分析した。Neuro-2aマウス神経芽細胞腫細胞による共刺激分子の発現を,フローサイトメーターを用いて分析した。Neuro-2a細胞をA/Jマウスに皮下に接種し,続いてPD-1とPD-L1を標的とする抗体を腹腔内投与した。腫瘍接種後14日目に腫瘍重量を測定するためにマウスを屠殺し,腫瘍浸潤細胞をフローサイトメーターを用いて分析した。培養Neuro-2a細胞の細胞表面でPD-L1のDim発現を観察した。皮下腫瘍の成長は有意に抑制され,PD-L1発現腫瘍細胞は抗体処理により枯渇した。抗PD-L1抗体によりオプソニン化したNeuro-2a細胞をin vitro設定で貪食したことを確認した。処理した腫瘍微小環境において,CD8α+リンパ球とCD11c+MHC II+細胞は,対照群と比較して有意に蓄積した。これらのCD11c+MHC II+細胞はCD80,CD86,CD14およびCD40を発現したが,CD205,PD-L1またはCTLA4は発現しなかった。PD-1発現は,明らかに検出した。抗PD-1およびPD-L1抗体の投与によるCD11b+Gr-1+骨髄由来サプレッサー細胞の免疫抑制効果は,脾臓,局所リンパ節または腫瘍微小環境では観察されなかった。著者らの知見は,抗PD-1と抗PD-L1抗体の同時投与が腫瘍増殖の阻害に相乗効果を持ち,PD-L1のdim発現を伴う神経芽細胞腫に対する有効な治療法である可能性を高める。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗腫よう薬の基礎研究  ,  腫よう免疫  ,  腫ようの実験的治療  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 

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