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J-GLOBAL ID:202002230637738639   整理番号:20A2780692

日本の乳牛群における娘牛妊娠率に関わる種牛の予測遺伝能力と娘牛の繁殖成績および乳生産との間の関連性

Relationship between sire predicted transmitting ability for daughter pregnancy rate and daughter’s reproductive performance and milk production in Japanese dairy herds
著者 (2件):
資料名:
巻: 66  号:ページ: 445-452(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: F0766A  ISSN: 0916-8818  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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近代の乳牛における遺伝的改良は受精率の向上に向けられているが,しかしながら繁殖特性は一般的に泌乳量と遺伝的拮抗現象を示す。本稿では,日本の乳牛群における娘牛の繁殖成績および泌乳量に及ぼす娘牛妊娠率(DPR)に関わる種牛の予測遺伝能力(PTA)の影響を明らかにすることを目的とした。著者らは,2015年3月~2018年9月に第1,第2または第3の分娩をした1018頭の乳牛からの1612の記録を用いて,北海道東部の4つの乳牛群に関する後向きコホート研究を実施した。まず初めに著者らはDPR推定の三分位値に基づいて≦-2.2(低),-2.1~-0.4(中),および≧-0.3(高)という3つの群に分けた。続いて娘牛の各々の参次に関してDPR群の間の種牛のPTA推定値,繁殖成績および乳生産を比較した。第1と第2経産においては,分娩後200日までの妊娠の危険性は高DPR群由来の乳牛において最も高く(P<0.05),第3経産においては,それはDPR群によって影響を受けなかった。低DPR群由来の乳牛における乳生産に関わる種牛のPTAは最も高かったが,実際の乳生産は産次に関係なくDPR群によって影響を受けなかった。本結果は高受精率に関わるPTAを有する種牛を使えば,日本の乳牛群の泌乳量を減少させることなく,農家が繁殖成績を上げることが可能であることを示している。しかしながら高受精率のPTAを有する種牛は乳生産の遺伝的メリットを低減するリスクがあることに注意する必要がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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繁殖管理  ,  牛 

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